12月12日、国際通貨研究所は、「カンボジアで初の社債発行 ~アジア債券市場育成の大きな一歩~」と題するレポートを発表しました。著者は、矢口満経済調査部長兼開発経済調査部長です。
レポートでは、「カンボジアでは、政府短期証券を含む国債の発行残高ゼロの状態が10年以上続いており、社債については過去、発行実績が全くなかった。今回、カンボジアで社債が発行されたことは、同国にとってエポックメーキングであるとともに、 ASEAN後発国の社債市場の整備という観点からも大きな一歩といえる。」と今回のカンボジアのマイクロファイナンス機関のハッタ・カクセカーの社債発行・上場を高く評価しています。
また、今後、社債市場の活発化の課題として、「第1に、国債市場が存在せず、基準となるイールドカーブが存在しないことから、社債のクーポン金利の決定が必ずしも容易でない。現在準備中とされる国債発行の早期実現が待たれる。第2に、社債の発行通貨に関して、カンボジアでは経済の「ドル化」が進んでいるため、今後の案件ではリエル建て社債に対する投資家ニーズが持続するか否かの見極めが肝要となる。」と分析しています。
国際通貨研究所のサイト
https://www.iima.or.jp/Docs/column/2018/1212_j.pdf
ブログ「カンボジア経済」2018年12月10日「マイクロファイナンスのHKL 初の社債上場」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/bb7f72d9c5f0ccf1344d47ffbdafbf9c
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レポートでは、「カンボジアでは、政府短期証券を含む国債の発行残高ゼロの状態が10年以上続いており、社債については過去、発行実績が全くなかった。今回、カンボジアで社債が発行されたことは、同国にとってエポックメーキングであるとともに、 ASEAN後発国の社債市場の整備という観点からも大きな一歩といえる。」と今回のカンボジアのマイクロファイナンス機関のハッタ・カクセカーの社債発行・上場を高く評価しています。
また、今後、社債市場の活発化の課題として、「第1に、国債市場が存在せず、基準となるイールドカーブが存在しないことから、社債のクーポン金利の決定が必ずしも容易でない。現在準備中とされる国債発行の早期実現が待たれる。第2に、社債の発行通貨に関して、カンボジアでは経済の「ドル化」が進んでいるため、今後の案件ではリエル建て社債に対する投資家ニーズが持続するか否かの見極めが肝要となる。」と分析しています。
国際通貨研究所のサイト
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