カンボジア経済

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南部経済回廊 その1 国道6号線

2018年05月22日 | 経済
 久しぶりに陸路でタイ国境のポイペトを訪問する機会がありました。南部経済回廊のインフラの現状等を4回に分けてご報告します。
 まず。プノンペンから国道6号線でポイペトに向かいました。国道6号線は、プノンペンとタイ国境のポイペトを結ぶ重要路線です。プノンペン~チョロイチャンバー橋~スクン~コンポントム~シェムリアップ~シソポンまでの411kmを結び、シソポンからは国道5号線でタイ国境に至る南部経済回廊の重要な一角ともなっています。途中には、人口が最も多いコンポンチャム州、トンレサップ湖北岸で米作の主要州であるコンポントム州、アンコールワット等の観光の中心となっているシェムリアップ等があります。プノンペンから国境までほとんど平坦な道です。
 1990年代から、日本、世界銀行、アジア開発銀行等の支援を受けて修復が進められましたが、次第に老朽化が目立つようになっていました。最近、中国の支援でプノンペン~シェムリアップ間の改修が完了しました。プノンペン~スクン間は片側2車線、スクン~シェムリアップ間は片側1車線です。スクンやコンポントムのほか、中堅の街については、バイパスが整備され、街中を通ることなく、スムーズに通行が可能となっています。
 今回は、朝6時ころにプノンペンを離れ、約320キロ先のシェムリアップまで途中休憩を入れて、5時間ほどで到着しました。シェムリアップ~シソポン~ポイペト間も舗装に若干の傷みは見られるものの概ね問題ありませんでした。

国道6号線のプノンペン近郊区間は、LED街灯が完備されています。


スクンのバイパス入り口(左側)。街中を通らずに済むので、渋滞防止、交通事故抑制に効果があるものと見られます。


シェムリアップ近郊は、日本が2000年~2001年に整備したものですが、今でも全く問題なく、「質の高いインフラ」の有効性と重要性を示しています。



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