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カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

日本・カンボジア間の貿易動向

2013年06月26日 | 経済
 日本貿易振興機構(JETRO)プノンペン事務所によりますと、日本とカンボジアの間の貿易は、2012年に輸出入とも過去最高を記録したとのことです。カンボジアの日本からの輸入は、2011年の2億543万ドル(約195億円)から14%増の2億3426万ドル(約223億円)に達しました。カンボジアから日本への輸出は、2011年の3億883万ドル(約293億円)から31%増の4億445万ドル(約384億円)となりました。
 日本からの輸入品目は、第1位が車両(5648万ドル::約54億円)、第2位機械(4505万ドル:約43億円)となっており、主に中古車や中古機械、工場設立のための機械等の輸入が多くなっています。統計上珍しいのは、食肉の輸入(2298万ドル:約22億円)が第3位に入っていることですが、カンボジアからどこかに再輸出されているものと推測されます。
 日本への輸出品目では、第1位履物(1億8448万ドル:約175億円)、第2位衣料品(織物)(1億4008万ドル:約133億円)、第3位衣料品(ニット)(5068万ドル:約48億円)となっています。靴については、カンボジアは特恵関税で日本での関税が無税、数量制限もなく、中国やベトナム等のライバル国と比べても有利な状況にあります。また、電気機械及びその部品(846万ドル:約8億円)や革製品(610万ドル:約6億円)等、プノンペン経済特区に進出された日系企業の生産されたものと思われる品目も2012年から大きくなりつつあり、日系企業がカンボジア経済に果たす役割が統計上も現れてきていると実感します。


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