E-styleより

素敵な人、素敵なこと、素敵なもの…

年末の恒例旅行 vol.1

2014-01-02 | 旅行
「お勉強を兼ねて」「自分へのご褒美」
2014年もこの言葉を胸に(盾に?)
わたくし八木は自分に甘く甘く、人にはそれはそれは厳しく
目の前にご褒美の『にんじん』をぶら下げて、進んでまいりますので
皆様、今年もお付き合いの程、よろしくお願い致します。

さて年始早々、皆さんを羨ましがらせようとばかりに
昨年末に訪れた『素敵なお宿』のお話をさせていただきますね。



天王寺駅からくろしお号に乗り込み、和歌山~白浜を越えて到着したのは周参見駅。
駅からの道をゆっくりと歩いていくと、秋葉山の懐に炭板の黒い塀が見えてきます。
木のぬくもりに包まれたモダン別荘風、1日2組だけの隠れ宿、 
あきば何求庵(和歌山/周参見)。

エントランスからの景色が期待感を増幅させてくれます。


玄関を入ると正面で出迎えてくれるのは「なげいれ」。


チェックインを待つ間、おしぼりとお茶&お菓子が運ばれてきました。


オーナーの城本千代子さん、食空間コーディネート、フラワーアレンジなどにも精通して
おられるので、宿のあちこちにそのセンスの良さが溢れています。
しかも私ごのみ………

宿の名前にある「何求庵」の由来は、中国の詩人 杜甫の漢詩より導き出したフレーズとのこと。
「清らかな川縁の静かな村。梁の上ではツバメが飛び交い、水面では水鳥が佇んでいる。
妻は紙で碁盤をこしらえ、子供は縫い針で釣り針を造っている。
そんなほのぼのとした情景の中にいる私に、他に何を求めることがあろうか」
杜甫が詠ったこの漢詩から「これ以上何を求めるものか」という
理想の状況を客人に提供していきたいという思いを抱いて名づけられたそうです。





フワァ~、もうテンション上がりっぱなしです。早く早くぅ、お部屋が見たい! 
趣きの違う2室、どちらにするか悩みましたが「弦(TURU)」にさせて頂きました。
60平米で広々、梁天井の大空間と白竹の壁と床で数寄屋モダンな空間。







広いでしょう? 素敵すぎます。



パウダールーム




広い広いお部屋を中を楽しんだ後はこたつに入って、一服。
すこしゆっくりして夕方頃にお風呂を楽しみます。
ス、スタイリッシュすぎるお風呂、素敵!
でも毎日だったらお掃除大変だわと超~小市民っぷりの感想です(笑)


お風呂の扉の前にはさりげなく、お水が置いてありました。(いちいち感動!)


お部屋に戻って「時間」と書いて「とき」を楽しみます(小粋なフレーズを入れてみました)
せっかくの非日常の空間、TVもありましたが音は必要ありません。
ゆっくりと流れる時間…

お待ちかね、インターフォンが鳴りました。
「夕食のご準備が出来ましたので、食事処へお越し下さいませ」
庭が借景になっているんですね。夜が更けてライトアップされると一段と素敵です。


お料理は主人である城本千代子さん自らが近隣の漁港で吟味して仕入れてきた
紀州の魚介類を中心に、山の幸を加えた独創的なフルコース仕立て。
さすがテーブルコーディネーター、器づかい、盛り付け、演出。勉強になることばかりです。 

さて、意地悪なわたくし、お料理は次回へのお楽しみとさせて頂きます。



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