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釣り、カメラ、アマチュア無線、アウトドア、DIY、何でも思いっきり、明日の楽しさを求めて今日を生きる徒然日記

田子倉湖・六十里越        2011年5月23日

2011-06-06 | 
新潟県、柏崎まで行く予定が有ったので久しぶりに六十里越を走ってみた。
我が家からは、R-118で峠を越えて下郷村経由南会津町田島から更に駒止峠を超えて只見町左折すればでR252につながる。この道を西に向かうのだ。



程なく只見湖を過ぎると田子倉ダムが見えてくる。
電源開発(株)が運営管理しているそうだが、日本有数の大規模発電用ダムだ。
高さ145m、重力式コンクリートダムと言うのだそうだが、発電所は390MW、この上流に有る奥只見発電所に次ぐ、通常水力として日本第2位の水力発電所だ。(揚水式では、もっと大きな発電所がある)

ここから先は、ダム湖が出来る前は「秘境」と言われたエリアだ。



ダムの上は、「田子倉湖」だ。写真は、上流から下流を見ているので、この先の山陰にダムが有るのだ。本来只見川の一部を塞き止めたのだから、川の水が増えただけの形で深い谷に沿って細長く続いている。



田子倉湖の北岸を只見から新潟県の魚沼市(旧入広瀬村)へと通じてるみちで、冬期間は豪雪のために閉鎖になり、毎年4月末から5月初めに掛けて除雪後に開通になる。
この日も所々道路脇に雪が迫り出していた。



近くの沢には沢山の雪が残り、春にしか見られない小滝が目を楽しませてくれた。



この田子倉湖一帯は、「越後三山只見国定公園」に含まれる自然保護地帯だ。
また、R252と併走する形でJR只見線が通って居るが、田子倉ダム下から、トンネルに入り、入国定公園の地下を通っている。唯一途中一カ所田子倉駅近くで地上に出るが、そこから北側に聳えて見えるのが「浅草岳」1585m だ。いわゆる越後三山では無いのだが、近くの守門岳と共に地域の生活に深く関わってきた名峰だ。



R252は、田子倉湖の下流域北岸に接して、その先でトンネルに入り、出た所から新潟県になる。
田子倉湖は、更に南へと遡っているが、この先は一切の道路は無く、湖面をモーターボートのみが交通手段となる。

田子倉湖の最上流部に、大鳥ダムと、大鳥発電所があるが、この辺一帯は絶滅危惧種の「大鷹」の生息地でもある。
だいぶ昔の話だが、田子倉ダムから約40分かかって大鳥ダムの下まで、ボートで遡上した事があった。ダム湖の巨大さを実感した経験は、いまも深く記憶に留まっている。

大鳥発電所への交通手段は、更に上流部の奥只見発電所から電力関係者専用道が通じている。
また、奥只見発電所は、魚沼市小出から、シルバーライン(全線トンネル)のルートが確保されている。






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「名前を付けて保存する」などしてご利用下さい。




R252は、トンネルから出ると、そこは新潟県だ。急なヘアピンカーブを何カ所も過ぎると、やがて穏やかな山間の路となる頃に只見線もトンネルを出て、併走する長閑な風景となる。
入広瀬駅まで、未だ少し先だが、ここからは新緑を楽しみながら、小出でR17号に入り、小千谷を経て柏崎へ、私の旅はもう少し続く・・。
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2 コメント

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行ってみたいですね (koji)
2011-06-07 07:11:47
まだまだ多く雪を残した山々と新緑の中に広がるダム湖、なんと雄大な景観ですね。
ここは昨年9月にヨーロッパと交信したところと重なりますか?
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残念ながら (山羊)
2011-06-07 07:41:23
"koji"さん、ご質問 有り難うございます。
残念ながらこの辺一帯は北側が浅草岳の山裾で伝搬ルートが塞がれていますので、この辺で電波を出してもヨーロッパへ電波を飛ばすのは難しい火と思います。 昨年の移動は、上流の奥只見湖(銀山湖)畔でした。福島県では無く、新潟県側での運用でした。
福島県側で有望な地点は、道路が無いので無理な様です。浅草岳付近でも新潟県側には車で行ける有望な地点があります。
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