カメラや三脚をお供に、トレッキングするには、食事を自分で作る事だが、その為の火器は、用意出来た。
食事にせよ、飲料にせよ、水が必要になるが、一番重いのがこの水だ。
ラーメンを作るのに、1食500ml必要だとして、5食で最低でも2.5リットルそれに飲料水も入れると4~5リットル、只でさえも重いのに、更に4~5kgの荷物が増えるのは年寄りに無理な話だ。
八甲田山には、飲用に適した「水場」もあるが、その他にも沢山の湿地帯が有るので、これらの水を利用のは、先刻織り込み済みのスケジュールだ。
水は、自然界に沢山ある。 しかし、地下からのわき水を利用した「水場」以外の水が問題だ。
水は、何でも良いと言う訳には行かない。
綺麗な谷川の水を見ると、つい、飲みたくなる程に綺麗だが、これらの水には、上流で木の葉が枯れて細かく砕かれた物や、腐敗した物も混ざっている。土手の土が等が混ざっている事も考えられる。
これらの一見綺麗な水だが、そのまま飲む事は好ましく無いのだ。
江戸時代以前の旅人は、この様な水も飲みながら旅を続けたのだろが、現代人は、常日頃綺麗な水を飲んで生活しているので、身体が受け入れる事に慣れて居ないので、病気の元にも成り兼ねない。
其処で、次の装備は浄水器だ。
画像は、赤ちゃんのほ乳瓶の様な形だが、これが優れ物の浄水器だ。
ボデーに水を入れ、蓋をねじ込む、蓋の部分の内側には、活性炭素と中空糸膜フィルタが内蔵されている。
この部分で水を濾過する訳だ。
只し、細菌やウイルスなどは、小さすぎて濾過出来ない。 見た目に汚水と分かる様な水も、対象では無いので気を付けねば成らない。
ボデーのキャップの先端か開く。 これを容器の上に逆さまにかざしながら、容器を絞る様に押しつぶすと先端の孔から浄水された綺麗な水が出る仕組みだ。
中の空気を押し出して、蓋を閉めれば可成り小さくなるし、本体の重量は僅か53grだ。
昔、ボーイスカウトのキャンプに使う為に、アメリカのアウトドアショップから取り寄せた頃の物は、手動ポンプが付いていたので、結構重かったのだが、ネットで検索して見つけた今回の物は軽くて嬉しい発見だった。
容器が300mlなので、ラーメン一杯分の水を得る為には2回の操作が必要となるが、「1回で出来る物を」などと欲張ると、大きさも重さも問題になるので、これで充分だと思って居る。