磐梯山頂には、10月28日に降った初冠雪の名残がほんの少し残っていた。
秋元湖は、磐梯山の東から北側の山麓に展開する湖沼群の一つで、湖の西側がR459から僅かな距離で接している以外は、湖のごく一部が林道に接しているのみで、周囲の山林に囲まれ、ひっそりとした環境に囲まれている。
観光地化した檜原湖など比べたら別世界である。
その林道に沿って、真っ盛りの紅葉散策をこころみた。
車一台が通れる程度の道幅しか無いので、時々通る対向車を考えて止めねば成らないので大変だった。
湖面をバックに輝くモミジ、カエデの赤、黄が素晴らしかった。
最近何年か残暑がだらだらと続いて、木々の葉が紅葉せずに枯れてしまい、長らく待たされた感が強かった。
何処を向いても紅葉だらけ、シャッターを切っても切っても次々と撮りたくなる場面が目前に現れる。
もちろん、モミジやカエデだけでは無い、小さな葉が「わたしも綺麗でしょう!」って、それはそれは、見事な世界だ。
お夏清十郎の「何処を向いても・・・」と歌の文句にあった(ちょっと古すぎ?)けど、まさに何処を向いても紅葉だらけのカメラマン冥利を満喫できた一日だった。