明日を楽しく

釣り、カメラ、アマチュア無線、アウトドア、DIY、何でも思いっきり、明日の楽しさを求めて今日を生きる徒然日記

足尾銅山          6月12日

2009-06-17 | 
 日帰りバス旅行で足尾を訪れる機会に恵まれた。
江戸時代、足尾の銅は、付近一帯の山の表面を削り取る形で採掘されていたそうだ。幕末には一旦廃山となっていたが、明治10年に新たな開発が始まり、昭和末期まで精錬が続けられたが、一時は鉱毒に依る渡良瀬川下流域に大きな被害をもたらした歴史もよく知られている。今は観光銅山と言う形で坑道の一部を見学出来るコースが設けられている。



観光銅山の入り口は、立派な石の門柱と看板が迎えてくれた。



そして3両編成の小さなオモチャの様なトロッコに乗ると狭い坑道へと入っていく。狭いトンネルで手を伸ばすと簡単に壁に触れるくらいギリギリだし、天井も低くて窮屈だ。軌道の距離は短く直ぐに終点に着いた。



坑道の中を歩いて見学する。所々に坑内の採掘作業の様子を再現した蝋人形などが置かれていて、過酷な地下作業の様子が分かる仕組みになっていた。
坑道の終点は、資料館に通じていて、当時の資料を展示してあった。



足尾銅山の周辺一帯には、昔の露天掘りで地肌が向きだしになった他に硫黄の精錬に依る硫化ガスで樹木が枯れて丸裸になったりした様子が今でも見て取れる。
近くには、精錬場後が廃墟の様な姿をさらしていてた。行政は裸の山に植林事業を進めている様だが、鹿などの食害とイタチごっこを続けているとガイドさんの説明、一度荒廃した自然を取り戻すのは容易では無いと実感されられた。
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PCベース・オシロスコープ

2009-06-09 | アマチュア無線
 アマチュア無線を楽しむ為に必要な免許証は、国家試験を受けて「アマチュア無線技士」の資格が必要なのだが、市販の物を並べて使うだけの人を「アマチュア無線通信士」などと言って自分を卑下する人がいる。それは初期のアマチュア無線は自分で無線機を作って電波を出すのが普通に行われていたのだが、昨今はメーカー製のトラシーバーを買って来て使うのが普通になってしまった。装置を作った事が無く、出来合の物を並べて通信を楽しむので「通信士」と言ったりするのだ。しかし実際のところ、現在の無線機は高度に発達して自分で作るなどは容易な事ではない。買って使うのが当然の世の中なのだ。
 しかしその様な現代でも高度な技術を必要とする通信をやろうとすると色々な付属装置は自分で作る必要がある。売ってない物は作るしか無いのだ。
 現役当時は職場に備えた高価な測定器を自由に使うことが出来たが、リタイヤ後は何も無い中で無手勝流で電子工作をやらねばならなかった。組み立てた回路をテストするするために以前から是非欲しいと思って居た物の一つがオシロスコープだった。乏しいお小遣いから高価な測定器を買う余裕など無いために我慢をしていたが、最近になってパソコンにアダプターの様な形で接続して使う「PCペース」のデジタルオシロスコープの存在に気付いた。各種物色していたが値段的にも手頃な物が見つかったので思い切って買い求めてみた。



ATEX ブランドのDSO-2090USB Bandwidth:40MHz、Sampling rate:100M S/s
2CH デジタルオシロスコープだ。

USBで接続したパソコンへには付属のソフトをインストールしてオシロスコープの画面と操作パネルが表示される。



画像は、モールスコード"VVV"の出力を測定した波形だ。計測機能に依ってDOT/SPACE/DASHのデューテーが正確に1:1:3になっていることも確認出来た。デジタルオシロの機能は私の電子工作には充分に役立ちそうだ。
 このオシロには、他にFFTアナライザの機能も持っている。実際にFFT機能を使って測定を試みたが、残念ながら申し訳程度のアナライジング機能に落胆せざるを得なかった。
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