明日を楽しく

釣り、カメラ、アマチュア無線、アウトドア、DIY、何でも思いっきり、明日の楽しさを求めて今日を生きる徒然日記

JAFF-004 磐梯朝日国立公園・雄国沼 2012年8月3~5

2012-08-17 | アマチュア無線

2010年10月7日に、雄国沼で JAFF-004 からヨーロッパに向けてオペレーションを行った。その時の事は
http://blog.goo.ne.jp/dxguy/e/4a0920bd31116cbea0669fb7706f4842
に報告した。
今回同じ場所で、2度目のオペレーションに挑戦した。



雄国沼は、会津磐梯山(1816m)の西山麓に大昔に噴火して出来たカルデラ湖だ。
雄国沼の南側には大きな湿原帯展開し、色々な高山植物の花が咲き乱れるのだが、丁度この時期は「ニッコウキスゲ」が終わって、湿原全体が緑一色になったところだった。
とわ言え、其処にも多数の高山植物の花が湿原全体に垣間見る事ができた。





ギボウシの一種だろうか・・



カルデラの外輪帯へ登る急斜面にはホタルブクロやヤマユリが咲いていた。



ヤマユリは、大きく膨らんだ沢山のつぼみの間から1輪、2輪と丁度咲き始めたところだった。



前回と同じ場所にアンテナを設置した。雄国沼の外輪山から会津平野を見下ろす絶好のロケーションだ。 右端に僅かに見えるパラグライダーの踏切台は、福島国体の時に作られた者らしい、可成り朽ち掛かって居るのだが、補修の後が見られるので、時々愛好者たちが利用しているのだろう。

今回は、もう一つの目的に、日本アマチュア無線連盟が主催するフィールドデーコンテストに参加するので、各周波数帯に対応して何本ものアンテナを建てたのと、日曜日まで2泊3日の予定なので、炊事やくつろぎの場所として利用するためにタープを張った。



オペレーションデスクは、毎度同じスタイルで、無線機やパソコンの配置も全く同じだ。慣れた配置が一番抵抗がなくて、スムーズにオペレート出来ると信じている。



何時もと同じ様に左手でキーイング、右手で無線機のダイヤルを回したり、マウスを操作したり、流れは決まっている。

今回のオペレーションの結果は

   交信局数  交信国
18MHz 162    25
21MHz 38    17
------------------------
合計  200    27 (全周波数帯を通しての国数)

18MHz :イギリス、イタリア、ウクライナ、エストニア、オランダ、カザフスタン、韓国、クロアチア、ザンビア、スペイン、スロベキア、中国、チェコ、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、フィンランド、ブルガリア、ベルギー、香港、ポーランド、リトアニア、ルーマニア、ユーロピアンロシア、アジアテックロシア、日本

21MHz :イタリア、ウクライナ、カザフスタン、韓国、クロアチア、スエーデン、スロバキア、チェコ、ドイツ、ハンガリー、フィンランド、ブルガリア、ポーランド、ルーマニア、ユーロピアンロシア、アジアテックロシア、日本

WFFのアワードに必要な交信は、一度何処かの周波数で交信すればOKで、何度も交信する必要がない。前回に 203局と交信したので、今回は100局程度の交信が出来れば良いだろうと考えていた。ところが、始まってみたら沢山の局から呼ばれて、今回も200局と交信することが出来たので驚いている。

翌日は、日本アマチュア無線連盟のフィールドデーコンテストに参加するので、引き続きこの場所に留まって、国内局と409局と交信した。当然JAFF-004としても有効な交信なので、WFF本部に報告した総数は、609交信となった。

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JAFF-042 栗駒国定公園    2012年7月10日

2012-08-17 | アマチュア無線
JAFF-041 早池峰国定公園を運用した翌日、盛岡から国道4号線を南下し、一関付近から西に向かって奥羽山脈の脊梁部に達した付近が栗駒山麓の須川温泉だ。



須川温泉は、岩手と秋田の県境に位置し、栗駒山 1627m の北陵に位置しており、山頂から直線で僅か数キロの近さだ。



今回は、秋田県側に4~500m ほど下った所で路傍に僅かな空き地を見つけたので、ここに拠点を置いた。
ヨーロッパ方向には、少しずつ下りの傾斜で遙か彼方まで障害物となる様な高い山も無いことからベストポイントと期待しての場所決めであった。
更に、周囲が比較的よく開けて居ることから、国内に対する電波の通りもよいだろうと予測出来た。



何時もと同じように無線機を配置して、大いに期待しながら運用を開始した。
しかし、何としたことか、サッパリ相手が聞こえて来ない。細々と呼んで来る信号を丁寧に拾いながら辛抱強く続けたのだが、残念ながら昨夜の早池峰山麓よりも悪い状況に、流石に継続する意欲が失せてしまった。
この様な日もあるのだという事は、長い間に経験済みなので、悪あがきしても仕方がないとして、無理をせずにクローズを決断した。

  交信数  相手国
14MHz  24    10
18MHz  38    12
合計   62    19 (全周波数を通しての交信国数)

14MHz : アメリカ合衆国、ウクライナ、エストニア、カザフスタン、スロベニア、ハンガリー、ポーランド、ユーロピアンロシア、アジアテックロシア、日本

18MHz : イスラエル、イタリア、韓国、クロアチア、チェコ、フィンランド、ベルギー、モンゴル、ユーロピアンロシア、アジアテックロシア、日本

一年を通して、電波が世界に届き易い時期と、難い時期がある。
実はこの時期を、我々は通常「夏の時期」と言って電波が聞こえにくく、飛び難い時期として居る時期だった。 しかし、今年は特に顕著にその影響が現れた様に思う。
これ程までに悪いとは思わずに出かけたのだったが、今日は特にその傾向が強かったのだろう。その日に当たってしまったのだから仕方がなかったと諦める事にした。



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JAFF-041 早池峰国定公園・ 移動    2012年7月9日

2012-08-02 | 自転車・サイクリング



これまでは、地図を見ても電波が飛びそうな地形が見つからないので、早池峰国定公園からの運用を半ば諦めていた。しかし、飛ばないと言っても僅かなりとも可能性は無いだろうか、何種類もの地図を参考に探り続けていた。

早池峰国定公園に入るには、主に早池峰山の南側を東西に通る県道25号線があるのだが、早池峰山を中心に東西に連なる尾根筋の南側直下の谷底を通るため、北北西方向に電波を飛ばすには、これらの高い山が強力な障害となるために、見通しとしては絶望的にみえるので、最初から対象外であった。

一方、早池峰山の数キロ北側を盛岡市から宮古市へと通う国道106号線からのアクセスを考えると、車でアクセス出来る道路は、全くと言って良い程に無いのだ。



この地図は、現地で撮影した看板なので、その場所に合わせて有るために地図の下が北になってる。青色に塗られた部分が国定公園のエリアになっている。



一部を拡大した図をみると分かるだろうが、下方に横に伸びる鉄道線路と平行している国道から分かれた林道が、この青いエリアの下端の狭い赤丸の地点で接触していると読み取れた。そこに一部の望みを掛けてこの場所での運用を決断して、今回の移動を決断した。誤解を招きそうなので付け加えるが、説明上に都合がよかったので現地で撮った看板の写真を使ったが、当然ながら事前検討には別の地図を使った。



国道から林道に入ると、暫くは数軒の農家があったし、舗装されていたのだが、その先は5~6kmにわたって曲がりくねったダートが続いていた。現地に先客の車が止まっていたが、後で分かったことだが、森林パトロールのレンジャーだった。パトロールから戻ってきた彼の話では、土日には早池峰山への登山者がここに車を置いて行くのだそうだ。勿論平日の今日は夜に成るまで通る車は1台もなかった。



谷川の流れが心地よい音を届けてくれたので、気分は爽快だったが、果たして電波がヨーロッパまで飛ぶのか、心配しながらの設営だった。

結果として、矢張り電波の飛びは悪かった。何時もなら150~200局くらいは交信出来るのだが、ここではやっと61局と交信出来て、一応の目的は達せられた様だ。

交信出来たのは、
       交信数 国別数
7MHz     7     1
10MHz    3     1
14MHz    9     5
18MHz   42    14
---------------
        61     15 (全周波数を通しての国数)

7MHz : 日本
10MHz : 日本
14MHz : フランス、ポーランド、ユーロピアンロシア、アジアテックロシア、日本
18MHz : イタリア、クロアチア、セルビア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ニューカレドニア、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ユーロピアンロシア、アジアテックロシア、日本

通常は7M,10MHz帯は使わないのだが、開始時間が早かったので国内交信にトライした。
それにしても、谷間からの電波は飛び難い証明をした様な結果だった。

運用を終わって、アンテナを撤去し、全てを片付けて、発電機を止め、明かりが消えた瞬間、「あっ!」と驚いた。車の後ろがの藪は、沢との間の狭い空間に、眩いばかりに光る蛍の大競演だ!!
しばらくの間、うっとりと見とれて時の経つのを忘れて仕舞いそうだった。

気を取り直して、エンジンを掛けた。
来るときに林道に進入する約8kmほど手前に道の駅が有ったことを思い出したので、今夜は其処で車中泊することにして、真の闇の林道を突っ走った。


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コメント (2)
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