3月30日午前0時を以て7MHz帯のバンド幅が拡張されて、これまで7.000MHz~7.100MHz迄免許されていたが、新たに7.100~7.200までが追加免許となった。新しく追加されたバンドは、現在中国など多くの短波放送局が出ているため、暫く混信の中での運用と成りそうだ。国際的な取り決めで7.1~7.2MHz帯の放送局は2008年までに他の周波数へ移転する事になっているのだが相変わらず居座っているのは甚だけしからん事だ。自己主張ばかりして国際協調性に欠けるこれらの国々の動向には困惑を隠せない。 「新たに許可された」7.1~7.2MHzだが、実は昔にも7.1~7.15MHzが許可されていた事が有った。
期間は昭和32年末から確か5年間くらいだったと思うが期間限定であった。当時、アマチュア局は非常に少数であったから免許などに関わる書類も全て郵政大臣名で、大きな角判が押され、割り印付きの立派な物だった。さらにこれらの事柄は官報に掲載され、言ってみれば大変大げさな世界であった。
今時の地方通信局発行の書類とは格段の相違を感じるが当時としては当然の世界であった。
この時代の免許は、7.000~7.150MHzまでであった。現在のアマチュア無線局にして見れば未知の世界へ飛び出す感覚だろうが、私達超ロングタイマーにしてみれば懐かしいところへ戻る感慨で嬉しさもひとしおなのだ。