明日を楽しく

釣り、カメラ、アマチュア無線、アウトドア、DIY、何でも思いっきり、明日の楽しさを求めて今日を生きる徒然日記

JAFF-017 日光国立公園からWFF ペディション        2010年10月26日

2010-10-28 | アマチュア無線

今年、これまでに尾瀬国立公園、越後三山只見国定公園、磐梯朝日国立公園と3カ所の自然保護エリアからWFFサービスをやって来た。福島県にはもう一つ日光国立公園があるだが、近いので何時でも出来ると思っている内に寒い冬が目の前に迫ってきてしまった。そこで予報では気温が下がってこの秋一番の寒い日に成りそうだったが、思い切って装備を積んで家を出た。

我が家からは片道約40Km、ほぼ1時間の道程なので予定した場所には昼前に着いて、ゆっくりと昼食をとってから設営を開始した。
この場所は、白河から国道289号、通称甲子道路を西に向かうとやがて甲子温泉に達するが、その少し手前から国立公園エリアに入る。



間も無く右側に「阿武隈川渓谷展望台」(標高約790m)があって車が10台くらい入れそうな駐車スペースの先に阿武隈川源流部の渓谷とその先に広々とした高原が見渡せる。
画面は、展望台からの眺めだ。左端は西側の鎌房山(1510m)から右端は遠く阿武隈山脈までの凡そ150度に及ぶ4枚の画像を合成したパノラマだ。阿武隈川は足下を横切る様に流れているが、ここから川面は深い谷なので見えない。少し先に牧場などが見えるが、その先は陸上自衛隊布引演習場となっている。
画面のほゞ中央の遙か先方がヨーロッパの方向となる。



今回用いた2本のアンテナは、駐車場の縁に付けられた柵のコンクリート柱に結わえさせて頂いた。



観光地の展望台なので片隅に車1台のスペースを占有させて頂くだけでも気が引けるが、周りはまだ緑が濃い状態で紅葉の見頃までに間があり、更にこの低気温で観光客も少なかったので救われた。
辺りが暗くなる頃には強風が吹いてアンテナポールが折れるのではと心配するほどになったのでヨーロッパを中心に100局以上と交信したところで早めに後片付けをして終了した。



東側に半円を描く大きな虹が出たが、広角レンズ1枚には納まりきれず、2枚を合成してみた。
片付けている最中には西の山から雪が飛んで来て手が凍えそうになりながらの撤収作業となった。多分これが今年最後のWFFペディションと成るだろうと感じて山を下りた。
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エレキー・パドルのキャリングケース

2010-10-23 | アマチュア無線
 ポータブル用のBegali "Symplex"パドルのキャリングケースは、その前に使って居たベンチャー・パドル用に作った檜の箱の内側に当て物かい物をして利用していたのだが、大きい事、重い事などで予てから適当なケースを作らねばならないと思って居た。



たまたまホームセンターで見つけたプラスチックス製のツールボックスが結構頑丈に出来ていたのでこの中にすっぽり嵌る様に細工を施してみた。



中に入れるパドル本体



パドルと完成したボックス



箱の内側には、仕切り板を嵌め込むリブがあるので、適当な溝を彫り込んだりする加工のし易い事を考えて片面に粘着テープ付きのデコパネルを利用した。発砲スチロールは擦れると屑が出るが、デコパネルはその様な事が無いので具合が良い。



パドルがすっぽりと嵌って六方の隙間が1mm以下に成る様な寸法で加工したので、蓋をして色々な角度に揺すっても中身が踊る様な事は無いので安全運搬に役立ちそうだ。
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JAFF-004磐梯朝日国立公園・雄国沼から WFFペディション  2010年10月7日

2010-10-12 | アマチュア無線

今回、3度目のWFFサービスとして磐梯朝日国立公園の雄国沼からJAFF-004ペディションを行った

磐梯朝日国立公園の事を少し記しておきたい。
1.磐梯山、安達太良山、吾妻連峰(福島、山形)
2.飯豊連峰(福島、新潟、山形)
3.朝日連峰、出羽三山(山形、新潟)
の三つのブロックを併せて一つの国立公園として登録されている。出来る事であればね3つの独立した国立公園として管理される事が望ましいと考えられる。それだけ、三つ夫々に独特の背景を持っているのだ。
特に、1.は内陸部の地形であるし、2.3.は日本海側からの気象的な影響を強く受けて居る。この違いを無視して単に管理上の都合で決められた一括管理に終わりを告げなければ成らない時期に来ていると考えられる。

今回運用した雄国沼は、主峰・磐梯山の西側に連なる猫魔岳の西山麓に位置するカルデラ湖だ。私は古い歴史を知らないが、ここはこの位置に立って見ただけで磐梯山と同じ様に大昔に大噴火があって出来たものと誰でも想像できるだろう。



毎年多くの観光客が集まる檜原湖や五色沼などよりも標高の高い雄国沼は早く紅葉する。今年も例外では無く、湿地帯の草紅葉は既に赤茶色になって終盤を迎えていたし、沼の中程に出っぱった小さな半島も既に真っ盛りであった。



沼の西側には、沼よりも高くなってカルデラの外輪を形成している。そして西側からの2本の登山道が外輪に達して、その挟まれた僅かな範囲に舗装道路が這っている。この道は沼を見渡せる位置となって居り、途中に、パラグライダーの踏み切り板が設置された小さな広場が有る。この広場を今回の運用地として使わせて貰う事にした。

この地点からヨーロッパ方向へは、眼前の会津平野へと急斜面で落ち込んでいく山裾が広がっているが、障害になりそうな高いところは無いので、運用地点としてはベストポイントであろうと思われた。



サイトには、21MHz帯用のヘンテナと、14MHz帯用のモノエレメント・デルタ・ループの2本のアンテナを張って、突然の降雨に備えてタープも張った。(右端に見える構造物は、パラグライダーの踏み切り板の一端だ)



今回は平らな広場にセッティング出来たので、ゆったりとしたオペレーションを楽しみたいと思って車外にオペレーション・テーブルを置いた。たまには狭い車の中で窮屈な思いをせずにアウトドア気分を楽しむ気持ちからの選択だった。
食事の為のキッチンテーブルもセットして、久しぶりに揺ったりとした環境が出来上がった。




しかし考えはあまかった。日が暮れてから風が出て、風向きを考えて置いた車の位置も効果なく車の後部側から吹き込んでくる風で、防寒のフリースジャンパーが無ければ凍えるかと思うほどの寒さであった。
その見返りは寒さも忘れて見とれる程に見事な会津若松市の夜景だった。




そして、朝の景色も素晴らしかった。写真は左端が会津若松市、右端が喜多方市近くの会津平野のパノラマだ。遠く阿賀川の川面には川霧が作り出した雲海がたちこめて、見事な絶景に息を呑む程であった。

  JAFF-004 WFF-Peditionの結果 = 交信局数 201局、交信国数 29ヶ国

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