新潟の酒に「八海山」という銘柄があって、結構有名な酒なのだがその名の元となる「八海山」に今回、ふとしたきっかけで登ることになった
久しぶりに新潟県十日町市の山間部に位置する「星峠」で日の出の写真を撮ったあと、これから何処に行こうかと考えた時に頭に浮かんだのが「八海山」だった。
昨年、撮影の帰路に通りかかった道すがら八海山のロープウェー駅に立ち寄った事が有った。
この時は、午後の遅い時間だったのでロープウェーには乗らずに「何時かこれに乗って高い稜線からの眺望を楽しんで見たい」などと思いつつ、下から眺めただけだった。
奥の山群、左端が薬師岳 1653.7m、右端が入道岳1778mの総称を八海山と言うらしい
幸い、星峠からさほど遠くなかったので程なくロープウェー駅に着いた。
足拵えやカメラや持ち物などの必要な身支度を整えて駅舎に入って、運行時間表を見ると始発が8時40分とあった。
1時間も待たねばならず、どうしようかなど考えながら切符売り場が開いたので往復券を買った。
そして突如改札が始まった。
何と7時40分に始発が動き出した。
訳を聞くなど野暮だ。 黙って乗って、一気に標高1050m の山頂駅に着いて、山上の人となった。
アカモノ
タムシバ(ニオイコブシ)
ヒメシャジン
登山道には、小さなアカモノやヒメシャジンなどの可愛い花が咲いていた。
道は、結構険しく、所々急な急峻な岩場だったり
梯子が掛かっているところも何カ所か有った。
標高 1370m の避難小屋 「女人堂」まで辿り着いて休憩、昼飯とした。
目の前の薬師岳を見上げて、ここから300m一気に登る事になるのだが、帰路の体力も考えて此処で引き返す事とした。