ソチ・オリンピックが開催されていた時に、現地の記念局と交信した記念カードが届いた。
アマチュア無線局は、交信したときに、交信を証明するために、QSLカードを相互に発行する事が習慣となっている。
この様なカードは、通常「ビューロー経由」で、送られるのだが、この「ビューロー」と言うのは、世界のアマチュア無線界行われている独特のシステムだ。
それぞれの国に、その国のアマチュア無線局が加盟する組織がある。例えば日本では「一般社団法人日本アマチュア無線連盟」があるが、これらは世界連盟のメンバーとなって居る。
例えば、私がソチの記念局と交信したあと、その他の沢山の交信証(QSL)を一括して連盟に送ると、連盟は相手局毎に分別し、ロシア宛は、他の日本中の沢山の局から発行されたQSLと共にロシアの連盟宛に送る。同様にロシア国内から集めたカードの日本宛のカードを一括して日本の連盟に送ってくる。
したがって、途中の仕分けなどで多くの時間が掛かるが、相互に自国のアマチュア局宛てに分別して送るシステムが確立している。
この様な郵便物の仕分け送り受けなど、郵便物を扱う法律に抵触しそうに思うが、各国共に青少年の科学技術育成の観点からだろうか、世界的に公に認められている、特殊なシステムかも知れない。