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世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

それはまるで大蛇のように

2018年06月16日 | 100の力
それは、日が変わろうとする直前、

昨夜遅く、ボクが家に帰りついて

玄関の鍵を置けようとしたその瞬間に起きた。


バリ!メリメリメリ!バサバサバサ!ドサッ!

その間数秒に渡った。


漆黒の中、家の裏の方でそれは聞こえた。

何が起きたのかわからない。

まさか土砂崩れ?


ボクは玄関先に置いてある懐中電灯を照らしながら、

恐る恐る家の裏に回った。


その灯りの先に浮かび上がったのは、

何か巨大なものが横たわっている姿だった。



なぜ?この瞬間に?


15日間も家を空けていて、

しかも、帰り着いた瞬間に起きるなんて?


それはまるでボクの帰りを待っていたかのようだ。

倒れるのをじっと我慢して。

その最後の断末魔をボクに聞いて、見届けて欲しかったかのように。




今朝、その姿をしっかりと見た。

それはまるで大蛇のように横たわっていた。




裏山に10本ほどある、大きな椎木の一本だ。

その木にはよく登って遊ばせてもらった。




とうとう自分の重みに力尽きたのだね。

恐竜が大きくなりすぎて

自らの身を持て余すように。




ボクは手を合わせた。


ありがとう。



【追記】

枝一本無駄にはしない。

この木一本で一冬分の薪ができるだろう。


サー、チェーンソーの出番だ。


でも、家の方に倒れなくてよかった。

ちゃんと考えてくれて倒れてくれたんだね。

ありがとう。







6月15日(金)のつぶやき

2018年06月16日 | ライフスタイル