世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

書き換えられる人生のシナリオ 

2015年11月29日 | 100の力
こういう生き方をしたい、

こういう夢を実現したい、

などと思い描き、

それに向かって人生のシナリオを作ってきた。


ここ数年、最終目標は、「もう一度世界一周」だった。

その目標に変わりはない。


想定する資金的手段は、印税。

そのためには、出版を始め、発信することで稼がなければならない。


何かをするのに、お金を貯めてから始めるというのが一般的考えかもしれない。

確かに何をするにも元手はいる。

家を買うのに3000万円、4000万円を貯めてキャッシュで買う人は少ない。

数百万貯まったところで、ローンを組んで購入するのがほとんどではないだろうか。


世界一周のための資金をローンで借りることはできない。

第一、担保がないし、返済の保証もない。


かといって、お金が貯まるのを待っても、寿命が尽きてしまう。

そうでなくても歩けなくなったら一巻の終わり。

ならば、稼ぎながら旅するしかない。


ある程度見切り発車しなければ何事も前には進まない。


今までこうしたやり方で夢を実現してきた。

それは冒険であり、ある意味無謀な挑戦であった。

その都度不安に駆られ、恐怖に慄いた。

眠れない日もあった。

何度もうダメかもしれないと思ったことか。


だが、曲がりなりにもやりたいことをやってきた。


その陰には、必ず多くの協力者とパートナーがいた。

その存在なくして夢の実現はあり得なかった。

感謝している。


今、ボクは、その恩返しとして同じような夢を持った人たちを応援する側に回っている。

これまで培ってきた経験に基づく知識と知恵を駆使して

プレイング・プランナー(PP)、あるいはプレイング・マネージャー(PM)という立場で

新たな夢への挑戦を続けている。


人の夢の実現のお手伝いをすることで喜びを感じる。

それがまた自分の夢という形で実を結ぶ。



夢を追い続けていると、必ず思いがけないことが起こる。

もちろん、いろんな予想もしなかった壁にぶつかる。

問題や障害が発生する。

とても太刀打ちできないと思えることまで起きる。


だが、そこで根を上げて諦めたら終わりだ。

必ずやり遂げる、という強い信念を維持し続ければ

どんな問題も解決できるし、

どんな障害も乗り越えることができる。


だが大抵の人は、そこで潰され夢を諦めてしまう。

何ともったいないことか。


だが、ハプニングは悪いことばかりではない。

思いがけなく救いの手が差し伸べられることがある。


時代はめまぐるしく、且つ急速に変化し進化を遂げている。

それを素早くキャッチし、取り入れることで

今までに考えられなかった手法を用いることができる。


具体的例を示そう。


今何かと話題のairBnB。

ボクは37年間宿泊業を営んできている。

そのプロセスの中でこのサイトは画期的であり、革命的であった。

時代の寵児とも言える。

今その恩恵に預かっている。


そして、これから活用できそうなサイトがいくつかある。


一つは、旅情報の収益化だ。

今までは、旅そのものは消費行動であり、生産性はなかった。

ビジネス出張は、旅先での生産活動であり、

移動すること、泊まること、飲食はすべて経費(出費)として扱われる。


いま二つの旅関連のサイトとつながっている。

上記の経費をうまく発信することが収益につながる仕組みになっている。

旅しながら資金源を確保し続けることが可能となる。


今まで消費活動としかみなされてこなかった行為を生産活動に変える。

180度の転換発想だ。

これこそボクがずっと模索し続けてきていたものだ。


もう一つは、ブログの収益化。

もともとアフィリエイトという手段は存在している。

これはボクの主義にそぐわない。

嫌なこと、面白くないことをして稼ぐ気は毛頭ない。


ブログの書籍化はもとより、

書いて発信することで収益を生むところまでもう一歩。


もちろん、出版による印税収益を目指す手段は維持している。

いわゆる収益の複合化、分散化だ。


もう一つ意外な出来事は、

新たなパートナーの出現である。

全く予定外の人。

ボクのシナリオの登場人物には存在していなかった。

突如ボクの前に舞い降りた天使か、悪魔か。

戸惑いとともに、ボクをよく理解し、同じ方向を向いて歩けそうな気配がしている。


変化を受け入れシナリオを少し書き換えてみるか。

そんな気にさせられるここ数日の予期せぬ出来事だ。


「LIFE」