世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

未来予想

2015年11月07日 | 100の力
テーマ: 未来力、 先見力


未来を予想するのが好きだ。

10年後、20年後、30年後。


先日10月21日は「バック・トゥ・ザ・フューチャー・デイ」ともてはやされ、

その実現度が検証されたばかりだ。

1089年年公開だったから26年後の未来を描いていた。

まあ、ザックリ言えば半分当たり、半部は外れといったところだろうか。



日本だけを見ると、5年後の2020年(東京オリンピック)

10年後の2025年(戦後80年)がターニングポイントとなりそうだ。


順当に行けば、マクロ的に見て2020年までは日本経済は曲がりなりにも成長するだろう。

政府は第4次産業革命を起こすとうそぶいた(Talk big)。


石炭と蒸気機関の第1次、石油や電気の第2次、情報技術による第3次に続く大変化だとか。

人工知能やビッグデータが活用されるという。

ドローンを使った宅配も3年以内に実現するらしい。

然も有りなんといったところだろう。


だが世界に目を向けると、そうバラ色の未来を想像できるのかいささか心配になる。


ボクが最も懸念するのは、テロだ。

テロリストは、場所、手段、相手を厭わない(They don't care)。


ISIS退治を本気で始めたロシアの旅客機が狙われ、

ついにエジプト便の中止に追い込まれた。

その矛先がいつ日本に向けられるか予断は許さない。


訪日する外国人が急増している。

昨年は1300万人を越えた。

政府は2020年までに2000万人するという。

確かにボクのゲストハウスもその恩恵を蒙っている。


もうう一つの懸念は、

TPPによる産業への影響だ。

特に農業、畜産への影響は大であろう。

1990年代にも自由化が進み、生産者の廃業が相次いだ。

今回の規模はその比ではない。

政府は輸出拡大など「攻めの農業」を推奨するが、果たして日本にその勢いはあるのか。

日本の食料自給率は下がる一方だろう。


だが、それもこれも日本という一国に偏ったナショナリズム的発想から来ている。

見方、発想を変えていただきたい。


いまだに一国の経済成長を古典的に望む声が多い。

国は成熟(老齢化)し、世界はグローバル化しているのだ。

いつまでも狭い了見でいると未来を見誤る。


老人に若返って青年になれといっても無理な話である。

それより、老人なりに楽しみ方生き方があるはずだ。

意固地になって凝り固まらず、周りの人々(国々)と仲良く暮らす方を模索すれば

その人(国)も輝く。

今や65歳を過ぎた団塊の世代が良い例だ。

日本も70歳(戦後70年)と思えば、おのずからその進むべき方向も見えてくるだろう。

現実は、ただ時計を逆回りに回そうとしているが。



一つのヒントを差し上げよう。

まず、日本地図を思い浮かべる。

それを真横にする。

そして下に引っ張り伸ばしてみよう。


あらら?

世界地図になるだろう。

北海道が南北アメリカ。

本州は、ユーラシア大陸だ。

九州がアフリカ。

そして四国はオセアニア(オーストラリア)。


各都道府県がそれぞれの国だとしたら。

県境はあっても、移動にパスポートはいらない。


大都市一極集中、地方の疲弊、貧困、格差といった問題を抱えるのは世界も同じ。

ただ、今のところ戦争は起きていない。


一言語(方言はあっても)、一通貨という理想の姿がそこにはある。

いつの日か世界が日本の姿になることこそボクの目指す未来図なのだ。



一言

我々は理想の社会に生まれ、生きている。

ちょっと歳を取ってきたというだけだ。