世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

進行する格差社会

2013年08月19日 | 人生
格差は何も経済的格差を意味しない。


ここでいう格差は、

精神的格差、

心の格差だ。


どういうことか。


つまり、

心を病む人と、心身ともに健全な人との格差が顕著になっている。


病む人はどこまでも病み続ける。

ひどくなっても治ることを知らない。




心を病む人に共通するある性癖がある。


当然のことだが、悲観論者である。

異常に取り越し苦労が多い。


何かを行動に移す前から、

まだ起きてもいないことをあれやこれやと心配してはふさぎ込む。


これではいくら身体(心)があっても身(心)がもたない。



潔癖症に多いと聞く。

そして、粘質性、何時までも根に持つ人。

許せない人。

仕返しをしようと考える人。


相手を困らせるだけで、自分に何の見返りもないことをしようとする。

嫌がらせだ。


こういう人は性根が腐っているから、早晩自らの心を病むことになる。



あるいは、嫌なことから逃げようとする。

嫌なことを避けて通ろうとする。




人はみな、快楽を求め、痛みを避ける。


肉体的には理解ができる。

だが、精神的なことでこれを貫くととんでもないことになる。


心の痛みから逃げていると、痛みへの免疫性が崩れていく。

生きていくうえで、身体の痛みは避けたり治したりできても

心の痛みは、避けることができないし、薬で治すことなど更々できない。


心の病に西洋医学療法は本末転倒だ。

心の病の症状として痺れや発作が体に出る。

あるいは不眠に陥る。

その現象をいくら薬でたたいても、付け焼刃(borrowed wisdom)の対策に過ぎない。



心とは思考である。

心の病に陥った人は、

思考のパラダイムシフト(Paradigm Shift of Thoght)を起こさなければならない。


これまでの考え方、価値観を一変させる必要がある。

なかなか難しいことではあるが、そうしなければ治らないだろう。


それにはそれに応じた行動を起こすことだ。



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人はすべからく幸せになりたいと思っている。

幸せになろうとして、いろんなものを買ったり集めたりする。

だが、物では心は真には満たされない。


日本人はそれにやっと気づいた。


でも、何が本当に心を満たし幸せにしてくれるのかが分からない。


あるものは仲間を求め、あるものは教養を深めようとする。

セミナーに参加したり、習い事をしたりして。


だけど散財し、時間をかけたた割には実感として成果が上がらない。

そこでまたジレンマに陥る。


危険を回避し、幸せ(快楽)を求めるあまり、自分を傷つけてしまう。

そうして多くの人が心を蝕(むしば)まれていく。



だが、一方、心穏やかに、楽しく幸せに暮らす人がいる。

決してお金持ちとはかぎらない。


ではどういう人たちか。


まず、

「足るを知る」 ことを知っている人たちだ。


そうすれば、今ここに生きているだけでも幸せと思えてくるから不思議だ。

幸せになることは簡単だ。


幸せになろうと求めるから幸せは逃げていく。

今ある状況を、ただただ幸せと思えばそれだけでもう幸せになれる。


そんな単純なことがどうしても分からない。


足りないもの、今ないものを追い求めることを辞めて、

今あるものに感謝するだけで、人は十分幸せになれる。


言葉に出して言えば尚更その効果が出る。

「幸せです」

「感謝します、ありがとう」



たったこれだけで幸せになれる。

毎日毎日繰り返すだけで。



も一つ、欲を言えば、

人の幸せを心から喜べるようになれば、

もっとその人は幸せになれる。




さらに人は、楽しくありたいと思う。

笑って暮らせればどんなに幸せだろうと思う。


だったら、笑えばイイ。


楽しいから笑うのではない。

「笑うから楽しくなるのだ」、とはよく言われることだ。


笑うという行動を起こせば、心はそれに従う。

脳が身体の動きについていくとされる所以だ。




【今日のまとめ】


心の病は薬では治せない。

思考のパラダイムシフト(Paradigm Shift of Thoght)を試みよ。

身体(表情)を動かす。