世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

人生の断捨離

2013年08月25日 | 人生
人生は、時に長距離マラソンにも例えられ、

重い荷物を背負った旅にも例えられる。


どちらも言い得て妙だが、

旅の中でも登山に近い感覚をボクは持っている。


ゆっくりゆっくり頂きを目指して歩く。

やっと登頂しても、また次の頂きが待ち構えている。


断崖絶壁の尾根伝いを行くか、一旦下山して再び挑むか、

あるいは、断念するか、

いずれも選択の余地は残されている。


決めるのは自分自身だ。

The choice is yours.



そうして自分で決めた頂点を目指して

いくつかの登頂を果たしてきた。


未だに挑戦の途上にある。


途上に横たわる困難が、うねり来る津波のようにこれでもかこれでもかと襲いかかる。




一方で、そろそろ潮時かと想うときもある。

望むと望まざるにかかわらず、拡張路線をひた走っている。


気がつけば、物が溢れかえり、

自ら積み上げた課題がボクを苦しめる。



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断捨離という言葉が一世を風靡した。


断捨離とは、言うまでもなく不要なモノなどの数を減らし、生活や人生に調和をもたらそうとする生活術や処世術のことだ。

getting rid of the clutter in your life and living with the bare minimum of things


それは、モノの整理にとどまらない。


人間関係の整理、仕事の整理もその範疇に入る。


とうに減らすことに傾注する時期に入っているとはいえ

物の数こそ増える勢いを失ったものの

人間関係や仕事の量といえばますます増える傾向にあるのはどうしたことか。


酒の量、食べる量も減ったというのに。



来るもの拒まず、

頼まれごと断らず主義がそうさせていることは分かっている。


いい子(人)ぶる必要性はさらさない。

むしろ、人間関係、仕事を増やすことでボクの評価は低下気味だ。


それでも、マチベーションが下がらないのはなぜか?



それは愛する人がいるからだ。

守るべき人がいるからだ。

やりたいことがあるからだ。


それだけでも幸せなことではないか。



人生の断捨離を横目でにらみつつ、

ボクはまだまだ拡張期を抜け出せないでいる。


そしてそれが心地よいと感じる自分を誇りに感じる。


「あとは野となれ山となれ」

After me the deluge.


時に投げやりな気持ちになることもある。

それで、人からけなされようが、批判されようがボクは気にしない。

I couldn't care less.


ひたすら自分の信じた道を、

自分でこしらえた頂きを目指して一歩一歩登っていくだけだ。