世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

どん底

2013年05月10日 | 苦境
今ボクはどん底にいる。

そんなことをいうと、何を言っているんだ、と言われそうだ。


一見、飛ぶ鳥を落とす勢いでまっしぐらに突き進んでいるかのように見えるかもしれない。


そのつもりだ。


だが、あまりにも逆風が強い。


将来の夢は両手の指でも足りないくらいある。

だが、目先の生活は爪に火をともしている。


霞を食べて生きられる仙人ではあるまいし

将来に賭ける夢だけでは生きてはいけない。


とはいえ、

今はその夢だけが生きる支えとなっているのも否めない。


ここで夢を捨てて、何が残るのか。

皆無だ。



抱く夢を実現すれば楽になるかといえば、そうではない。

むしろ、苦しみは増すばかりだろう。


それでも夢を追うのは何故だろうか。

夢の先に何があるといのか。

夢って、そんなにいいものなのか。



夢はあっても、

現実の生活が追い付かなければ希望が湧かない。


夢と希望はワンセットのはずなのに。

まるで一輪車に乗っているような不安定さの中で揺れている。


心と身体のバランスを保つのが難しい。

少しでも気を抜けば、狂うだろう。



苦しくなればなるほどストイックにならざるを得ない。


酒を断ち、オンナを断ち、次は何を断てばいいのか。

男を辞めた後は、人間を辞めるしかないのだろうか。


それでも生きろというのか。