世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

オヤジ

2009年07月20日 | 人生
今日はオヤジの命日。

八周忌を迎える。

享年76だった。

税理士だったオヤジは、生涯現役を貫きとおし、亡くなる前の日まで元気に仕事をしていた。

梅雨が明けたばかりのその日、ジリジリと焼けるような太陽の下を歩いていて倒れた。

脳梗塞だった。

そのまま意識は戻ることもなく、あくる日息を引き取った。


いわゆる、ピンコロだった。

最期の言葉は聞けなかったが、看取ることはできた。

思えば、理想的な死に方だったと思う。





19歳で郷里を離れたボクは、それ以来親と暮らしたことはなかった。



オヤジはどんな人生を生きてきたのだろうか。

果たしてオヤジは幸せな人生だったのだろうか、等々、

考えることが多くなった。


今となっては小さな時の記憶と、晩年のオヤジとの接触の点を結び付けて憶測するしか術はない。





それゆえに、

「オヤジの生き様」 と題してこのブログを書き連ねている。


自分の三人の子供たちに彼らのオヤジの人生を斟酌してもらうために。


ボクのこのブログのテーマにしたのは、

そうしたボクのオヤジへの想いからだった。




ボクの子供たちも今はすべて離れて暮らしている。

長女は大阪、

長男はサンフランシスコ、

次女はニューヨーク。


独り立ちして自分の夢を追いかけて生きる姿を誇りに思う。



「子育ては、自分育て」

オヤジとの想い出、子供たちとの想い出、

そのすべてが今の自分を創りあげている。



愛する人がいることは幸せだ。

愛してくれる人がいることは、もっと幸せだ。