京料理 道楽のブログ

道楽の新着情報や、日常のちょっとした一言を書き込んでいきます。

「花かぶきの美学」

2009-06-06 | Weblog
いけばな人 吉田泰巳(ひろみ)先生より「花かぶきの美学」という一冊の本を御惠贈賜りました。この度、淡交社より出版されるものです。
吉田先生は、いけばな界で実に多くの役職を務めておいでで、平成十三年の「相聞奏華(そうもんそうか)」の発表において、独自のスタイルを確立し、その展開は流派を超えて注目されております。
吉田先生とは、もう二十年ほど前になるんでしょうか、祇園のとあるバーでちょくちょくお会いいたしましたのが出会いでございます。
当時、嵯峨御流理事でおられ、その豪放磊落(ごうほうらいらく)で、且つこまやかな気配りをなさるお人柄は、とても魅力的で、楽しいひとときをご一緒させていただきました。
「花かぶきの美学」は大層面白く勉強になり、伝統を重んじながらも既成概念にとらわれない、いけばな人.吉田泰巳の意味深く深遠な『いける』という美学が、浅学非才なぼくにも多少理解できたような気がしております。

水無月のイベント

2009-06-05 | Weblog
6月2,3,4日と京焼の名工による器で道楽に伝わる京料理を召し上がっていただいた後、茶室「瑞相庵」にて、お茶を楽しんでいただくという企画でした。
ご予約が集中する日と少ない日があって、だんどりがバタバタしましたが、皆さん総じて大変お喜びいただきまして、ホッと一安心すると同時に、とても嬉しく感じております。
お運び賜りました方々には、心より感謝致しますと共に厚く御礼申し上げます。
まだ日程も決まってないのですが、次回開催の折りのご予約を数件承りました。秋頃に出来ればよいなぁと考えております。

季節の変わり目

2009-06-03 | Weblog
建具替えも終わり、着物も単衣(ひとえ)となりました。
昨日は忙しかって仕込みなどがなかなか捗(はかど)らず、久しぶりに遅くまでかかってしまいました。
若かりし時分は、寝る間があんまり無かっても全然平気でしたけど、歳を経るにつれ堪(こた)えるようになってきました。
板場は冷房がきいてますんで、火の周りと他所ではかなりの温度差となります。近頃は、体調を上手く維持する事を心がけながら、ええ仕事をせなあかんなぁと思ってます。

名工の京焼と伝承料理

2009-06-02 | Weblog
名工の京焼に伝承京料理を盛るイベントの日がやってきたして、資料作りと献立書きを先程終え、只今「瑞相庵」での茶席の道具なんかを今一度考えております。
料理はもとより名工達の器も茶席の道具も、じゅうぶんにお楽しみいただけますよう頑張ります。また、今回ご参加賜ります方には、イベントを機にさらに京焼きに興味を持って、より一層好きになっていただけましたら心より嬉しく思います。