京料理 道楽のブログ

道楽の新着情報や、日常のちょっとした一言を書き込んでいきます。

《料理教室》

2012-01-30 | Weblog
本日 料理教室御献立

「干湯葉と菜種のおしたし」「ぐぢの蕪汁」「真鰯蒲焼」「蒸鶏・大根・芽ひじきの梅紫蘇和え」「巻寿司」

全て季節に則した御料理で、節分も近いことから「巻寿司」は各々皆様に巻いていただきました。具には、海老・胡瓜・厚焼玉子・干瓢・椎茸焼穴子をご用意致しました。

皆様、厳寒の中御遠方よりお運びいただき、とても有り難く存じ、厚く御礼申し上げます。

《japan》

2012-01-26 | Weblog
福井県の塗師の工房へ行ってまいりました。物凄い大雪で、若狭湾も吹雪いてました。

「Japan」と呼ばれる漆器はどこまでも日本的で、その技はあまりに魅惑的です。

蒔絵・漆絵・螺鈿なんかの美術品も華麗ですが、日常使いの漆の道具には、優しさや力強さや和みさえも感じます。

何人もの職人の手により、幾つもの工程を経て成り立つ漆の品には、日本の誇りと情緒が漂っております。

お盆・お椀・茶托・銘々皿・お櫃・杓文字・お重…しっとりとあかぬけた美しさの中に、伝承の技や歴史がにじみ出ており、ぼくは常日頃より、よき姿の愛しき漆の品を身のまわりに置いて使っております。

《雪の山々》

2012-01-24 | Weblog
今朝、夜明け前におもてに出たら、そこは冷たさの極み。

冴えかえった凍てつくような空気の中、鴨川は暗闇から徐々に紫色に染まり、やがて白み始め夜が明けてきました。

中央市場へ行く途中もチラチラと雪が舞い、京都盆地を囲む北西の山々は雪景色。

橋の上は凍りついて、超危険な状態でしたが、久しぶりに目にした周りの銀世界は素晴らしく美しいものでした。

《春間近》

2012-01-21 | Weblog
冬の季節最後の二十四節気「大寒」となりました。
「大寒」は一年で一番寒い季節で、寒の入りから一六日目にあたります。

八百屋さんの店先には、蕗の薹・タラの芽・こごみ・豌豆まめ・独活 なんかも並び始めました。

そのような食材を見ると、春はもうそこまで来ている感じがします。

《料理教室》

2012-01-16 | Weblog
年明け初の料理教室

一.天然虎河豚の鉄刺・鉄皮の作り方。
もみじおろし、ポンス醤油の合わせ方。

二.地鶏もも肉と焼き餅と壬生菜のお雑煮。紅白熨斗。

三.鱈の西京焼き、鱈の下処理、味噌床の漬け方、焼き方。

四.揚げ海老芋の蟹菊菜餡かけ。海老芋の炊き方、揚げ方、蟹菊菜餡の仕立て方。

五、松前漬。数の子のもどし方。松前酢の合わせ方。昆布、干し烏賊、大根、金時人参の下拵え。針柚子。

六.七草粥の由来についてレクチャー。粥の炊き方。菜っ葉の下拵え。鼈甲餡の仕立て方。

平成廿四壬辰年初めの料理教室に、お忙しい中ご参加いただきました御方には、心より厚く御礼申し上げます。

《真味倶楽部》

2012-01-14 | Weblog
本日は、新年初回の真味倶楽部。
天然虎河豚、但馬牛のヒレ、伊根鰤、戸井産黒鮪の大トロ、淡路の鮃…などに、聖護院蕪や聖護院大根、海老芋、金時人参、壬生菜、菊菜…などの京野菜。初回は選りすぐりの食材と楽焼・永楽焼などの器を用いた超スペシャルメニューにいたしました。

今年も一年間お楽しみいただけますれば、心より幸いに存じ上げます。

《松の内》

2012-01-13 | Weblog
松の内も15日まで。
毎年14日の夜には注連飾りや根引きの松を外します。
注連飾りや根引きの松や前のお札は、小正月に「左義長」や「とんど」へ焼きに行きます。

このところ、時の過ぎるのがとても早く感じております。ゆうてる間に初弘法、初天神がやってくるのでしょう。

《料理教室メニュー》

2012-01-12 | Weblog
料理教室の年間スケジュールが漸く出来上がりました。

本年の予定表作成が遅くなり、誠に申し訳なく存じております。

来週より本年の教室が始まりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

本日の夕方のニュース番組 ボイスの特集では、京福電鉄のおせち「福瓢重」を副社長が現地へ届けに行かれるところが放映され、監修させていただきました道楽も御紹介いただいておりました。

御覧いただき御連絡賜りました御方には、厚く御礼申し上げます。

《七草粥》

2012-01-05 | Weblog
デパートの食品売り場で、七草粥の七草セットが昨日あたりから売られ始めてます。

七草粥の由来や作り方については、「月間 茶の間 新年号」にてかなり詳しくお話させていただきました。

ぼくは以前より、昔ながらの食の慣わしを生活に取り入れることで、食事のひとときがより心豊かに楽しめることにつながる と考えております。

ぼく自信も、なかなか大変なことではございますが、可能な限り、先代より受け継いできた様々な慣わしを、楽しみながら実践しており、この暮らしを坦々と続けてまいる所存です。

《お正月料理》

2012-01-03 | Weblog
毎年きまってお正月に御食事に来られるお客様がいらっしゃいます。

一年の始まりに、小店へお越しくださいますことは、誠に光栄で心より有り難く存じております。

三が日のお席は、早くから御予約いただいておりますお馴染み様がほとんどでございます。

多幸多福を祈り、御料理は縁起物祝い肴を主に御献立を練って、器を取り合わせ、年明けに相応しい掛け物と柳・花、熨斗俵・神楽鈴などを設えてお迎えしております。