京料理 道楽のブログ

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日本の食礼

2009-06-15 | Weblog
日本は古より、豊葦原瑞穂国(とよあしはらみずほのくに)、つまり稲穂が田に豊かに生い茂る国といわれてます。
農耕民族で農作物中心の食生活が、日本人の穏やかな性格を作ってきました。
農作物を収穫したら、先ず神仏に捧げます。感謝の心でお供えしてから、自分達がいただくとう形をとってきました。
日本の料理人は、宮中をはじめ、大名や時の権力者に大膳職(だいぜんしょく)として仕え、節句や冠婚葬祭など、様々な料理の形式を作ってきました。
また料理をいただく側も、感謝の気持ちで、礼儀正しく美しく食べる作法を確立してきました。
それらは現代においても守り続けられている、日本人の大切な心であります。