京料理 道楽のブログ

道楽の新着情報や、日常のちょっとした一言を書き込んでいきます。

【初料理勉強会】

2016-01-19 | Weblog
徹夜続きのおせちを終えて、元日からお客様を御迎えして言祝ぎ、えべっさんをお詣りして賑やかに飾った笹もって帰ったら、小正月の小豆粥。そして底冷えの大寒を迎えます。年末からほんまに息つく暇もあらへんほどせつろしい毎日でした。いうてる間に初弘法、初天神と続きます。

さて、昨日は新年初めの料理勉強会。

〇塩煮玉子 菜種芥子漬け

〇白菜とベーコンの炊いたん 針柚子

〇淡路マナガツオの西京焼 筍土佐煮 梅葡萄酒羊羹 青唐辛子 慈姑

〇若鶏肝と彩り野菜煮物

〇奈良漬の作り方 熟成粕床の作り方

西瓜奈良漬・白菜浅漬・茗荷甘酢漬

〇海老芋 生麩の白味噌汁

〇蟹御飯 おあげさん 三つ葉

〇苺ムース 林檎葡萄酒煮 カカオ73%ビターキャラメルチョコレート ミント

以上が初勉強会の内容です。

床飾りは、横山清輝の宝船の横物 代々伝わる舟盛羽盛の置物を飾って皆様を御迎え致しました。花は備前焼瓢花器に水仙。

皆様大変お悦びくださり、心より幸せに存じております。

【七草粥】

2016-01-08 | Weblog
昨日は七草粥。
毎年、七草粥をいただいたらお正月気分も抜けていく感じになります。

丸大根や日野菜かぶのように丸い大根や細長い蕪もあります。七草の鈴菜(すずな・蕪)と清白(すずしろ・大根)の違いは、種が入ってる「さや」で判別するそうです。
「さや」は3房あって、1番目の房に種子が入ってるのが清白で、2番目の房に種子が入ってるのが鈴菜やということです。

日々の暮らしにおいて、昔ながらの慣わしを実践していくことは、身をもって伝統を感じ、季節の移りを実感しながら生活するということです。

何の行事に参加して何の慣わし・しきたりを実践していくかは、お家によっても様々ですし、手はかかりますけど出来る範囲で継続してやっていくことで、京都がちょっとずつわかってくるように思います。

【おせちの盛り込みとお正月料理】

2016-01-05 | Weblog
昨年末、徹夜続きでおせちの盛り込みと出荷を何とか終え、元日からは、新玉の年を、毎年道楽にて言祝いでいただいておりますお客様方のおもてなしに専念しておりました。

おせち料理は事前に作っておけるものではなくて、なるべく出荷直前に仕上がるようスケジュールを組み仕込んでまいりますので、毎年時間との戦いとなります。やっぱり年齢を重ねる度に厳しくなってまいりますね。

毎年、お正月にご来店くださいますお客様方には、料亭冥利につき大変光栄に思っております。心より厚く御礼申し上げます。

今年も、より一層お喜びいただける料理を追求してまいる所存でございますゆえ、相変わりませぬ御愛顧のほど、何卒よろしくお頼み申し上げます。