平安貴族は独自で練香をブレンドし、[薫物(たきもの)合わせ]で披露し、洗練された香りを楽しんでました。
沈香 薫陸 安息香 簷糖香 白檀 丁子 甘松香 霍香 甲香 麝香 鬱金 没薬 竜脳 桂皮 大茴香 霊陵香 竜涎香 などの香木や香草に粉炭 蜂蜜 酒 梅酢なんかをつなぎとして練り込み丸めて熟成させます。
平安時代の代表的な[六種の薫物(むくさのたきもの)]とは、黒方(くろぼう) 梅花(ばいか) 荷葉(かよう) 侍従(じじゅう) 菊花(きっか) 落葉(らくよう)。梅花は正に梅の花の香りで春。荷葉は清々しく爽やかな蓮の花の香りで夏。侍従は秋風の懐かしい香りで秋。菊花は菊の被綿の菊の露の香りで秋から冬。落葉は敷紅葉やすすき野をイメージした優しくしみじみとした香りで冬。黒方は深く高貴な香りで冬もしくは四季を通じて。源氏物語には黒方 梅花 荷葉 侍従の4種が登場します。
この時節、うちでは黒方を主に用いております。
沈香 薫陸 安息香 簷糖香 白檀 丁子 甘松香 霍香 甲香 麝香 鬱金 没薬 竜脳 桂皮 大茴香 霊陵香 竜涎香 などの香木や香草に粉炭 蜂蜜 酒 梅酢なんかをつなぎとして練り込み丸めて熟成させます。
平安時代の代表的な[六種の薫物(むくさのたきもの)]とは、黒方(くろぼう) 梅花(ばいか) 荷葉(かよう) 侍従(じじゅう) 菊花(きっか) 落葉(らくよう)。梅花は正に梅の花の香りで春。荷葉は清々しく爽やかな蓮の花の香りで夏。侍従は秋風の懐かしい香りで秋。菊花は菊の被綿の菊の露の香りで秋から冬。落葉は敷紅葉やすすき野をイメージした優しくしみじみとした香りで冬。黒方は深く高貴な香りで冬もしくは四季を通じて。源氏物語には黒方 梅花 荷葉 侍従の4種が登場します。
この時節、うちでは黒方を主に用いております。