京料理 道楽のブログ

道楽の新着情報や、日常のちょっとした一言を書き込んでいきます。

【永楽焼の會】

2016-02-18 | Weblog
昨日は「永楽焼の會」でした。

小店所蔵の永楽さんの御道具を2部屋に展示し、配布した京焼のテキストに沿って1時間余りお話した後、御料理をお召し上がりいただきました。

〇永楽即全 唐津寫蓋碗

丸卵蒸し 丸エンペラ 丁字麸 九条葱 露生姜

〇永楽妙全 仁清寫繪替皿

鯖寿司 山口牛三度豆巻 蒸鮑 車海老 鴨ロース 飯蛸 白魚 唐墨 昆布巻 蕗の薹 独活 海老芋 葡萄酒羊羹 白梅豆腐 凍蒟蒻 干無花果 とんぶり霙和え

〇永楽正全 蛤向附

真羽太 黒鮪カマトロ 平目 間八 烏賊
菜種 水前寺海苔 山葵

〇東海道五十三次蒔絵椀

ぐじ 鶯菜 粟麸 梅花長芋 梅花人参 柚子

〇永楽即全 吹墨魚向附

鯛巻繊焼 芽キャベツ 大黒占地 慈姑 パプリカ

〇永楽和全 仁清寫織田裂紋布目蓋碗

聖護院大根 鶉 菊菜 山椒

〇永楽和全 荒磯皿

鉄砲和え わけぎ 赤貝 玉桃 数の子

〇永楽妙全 赤絵六角寿皿

千枚漬 水菜

〇時代梅尓鶯小吸物椀

糟汁 鮭 大根 人参 牛蒡 おあげさん 芹 七味

〇永楽正全 染付捻蓋碗

蟹飯 イクラ 三つ葉

〇オールドファッションドグラス 敷真鍮皿 アンティーク純銀匙

マンゴームース レモンゼリー ミント

〇永楽正全 雪月花皿

吾妹子 御倉屋製

赤楽茶碗 薄茶

御掛物は太田垣蓮月の湖辺氷短冊。花は伊賀焼に黒文字と西王母椿。板床には御所籠に菜の花を入れて、西王母のイメージで一刀彫能舞人形を飾りました。

皆様ご遠方より御出座しくださいましたこと、深く感謝致し心より御礼申し上げます。

【プラネタリウム・落語】

2016-02-08 | Weblog
久しぶりに、プラネタリウムと落語を観に行ってきました。

プラネタリウムのテーマは《花鳥風月 星ごよみ》「二十四節気でめぐる日本の四季と星空」。
星空にみる季節の移ろいは、非常に興味深いテーマで、実に面白かったです。ほぼ貸切状態で楽しめました。

プラネタリウムを観てから昼食をとった後、図書館へ行って、落語会です。

桂米朝一門会で、演者は[桂佐ん吉 桂弥太郎 桂南光 中入 桂吉弥 桂ざこば]
ええ席で観せてもろて、たんと笑わしてもらいました。

【初午】

2016-02-06 | Weblog
本年は2月6日が初午。伏見稲荷神社に商売繁盛を願って大勢の人が初午詣でに来はります。「験の杉」を求めて、それはもう大賑わいとなります。

この日は、おいなりさんや畑菜の芥子和え、狐のお煎餅なんかをいただきました。

【節分 立春】

2016-02-06 | Weblog
節分とは、本来 立春・立夏・立秋・立冬の前日、つまり四季の分かれ目の日をさしてましたが、現在は立春の前日のみをいうようになりました。

旧暦の節切り、立春正月においては、この節分が一年の最後の日となるので、邪気を祓い幸福を招く「追儺」「鬼遣」の様々な行事が行われます。
追儺の変形した「豆まき」は、中国から伝わった宮中の行事が、民間に広まったもんです。
節分祭は多くの社寺で行われますが、ぼくは以前より吉田神社でお詣りしてます。

立春は八十八夜や二百十日なんかの雑節を決める基準日となります。

【伝承料理勉強会】

2016-02-02 | Weblog
昨日は二月の伝承料理勉強会。

床の掛物は大田垣蓮月〈湖辺氷 短冊軸〉、花入は杉本貞光 花は西王母椿 黒文字。

メニューは以下の通りです。

〇温州和え 伊予柑 赤貝 鳥貝 帆立貝 独活 三つ葉 (黄伊羅保向付)

〇治部煮 鴨 丁字麩 聖護院大根 ほうれん草 山葵 (石亭 白磁蓋物)

〇海老芋 蟹 菊菜 敷葛 露生姜 (魯山人写 赤絵鉢)

〇天婦羅 うるい たらの芽 蕗の薹 蓮根 椎茸 (三田青磁皿)

〇香の物 千枚漬 (染付菊花手塩皿)

〇粕汁 野菜種々 (時代独楽椀)

〇大根飯 おあげさん 大根葉 (麦藁手蓋茶碗)

〇マンゴームース レモンゼリー スペアミント (時代グラス)

最後に晒よし飴と玄米茶をお出ししました。

懐かしいメンバーもご参加下さり、皆様全品大変お喜びいただいて、誠に有難く幸せに存じております。

次回は春の食材が豊富に出回る時節ですので、そちらも楽しみです。