京料理 道楽のブログ

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古清水(こきよみず)

2009-06-29 | Weblog
一般的に江戸時代中頃迄に、京都で焼かれた陶器を「古清水」と呼びます。肌色の貫入の入った地釉に青と緑に金彩を加え、七宝や青海波などの有職文様と草木を施したものが多く、落ち着いた色調で時代が漂っており、ぼくはとっても好きです。
印銘は、江戸時代初期には「粟田口」「岩倉」「音羽」「清水」「清」「清閑寺」「御菩薩池(みぞろがいけ)」、後期には「岩倉山」「錦光山」「帯山」「宝山」などがあって、時折骨董屋さんで目にする度に、実に京都らしい焼物やなぁと感じます。