松尾芭蕉の俳諧の理念のひとつに『不易流行』があります。
不易とは永遠に変わらないもの。流行とはその時代において変わっていく新しいもの。不易を確立することは、時代の推移に応じた新しみを表現していくことで、新しみを求めて変化を重ねていく流行性こそ不易の本質。不易と流行は根本においてひとつであるという考え方です。
ぼくは予てより、日本料理においても、不易流行の考え方が大事やと思ってます。現代の日本は世界の食に触れる機会が多く、食のグローバル化が進み、日本人の味覚も若い人からどんどん変化してるように感じます。古来の日本食は日本人の身体に優しく、大変健康的なんで、欧米化に流され過ぎないような、日本食における不易流行を考えてます。幽玄・閑寂を重んじ、さび しおり ほそみ かるみ を尊ぶ蕉風の美的理念を忘れんようにして、時代に合う新しさを加味していく料理を心がけております。
不易とは永遠に変わらないもの。流行とはその時代において変わっていく新しいもの。不易を確立することは、時代の推移に応じた新しみを表現していくことで、新しみを求めて変化を重ねていく流行性こそ不易の本質。不易と流行は根本においてひとつであるという考え方です。
ぼくは予てより、日本料理においても、不易流行の考え方が大事やと思ってます。現代の日本は世界の食に触れる機会が多く、食のグローバル化が進み、日本人の味覚も若い人からどんどん変化してるように感じます。古来の日本食は日本人の身体に優しく、大変健康的なんで、欧米化に流され過ぎないような、日本食における不易流行を考えてます。幽玄・閑寂を重んじ、さび しおり ほそみ かるみ を尊ぶ蕉風の美的理念を忘れんようにして、時代に合う新しさを加味していく料理を心がけております。