このところ、床の花には照葉と白い椿、または白い照寒菊を入れることが多いです。
寒菊は冬菊とも言われ、冬に咲く小輪の黄菊で、もともと秋に咲く小菊を改良栽培したもんです。
とくに葉が霜にあたって紅葉した寒菊は「照寒菊(てりかんぎく)」と呼ばれ、その風情は師走の茶席などで珍重されます。
芭蕉の名句「寒菊や粉糠のかかる臼の端(かんぎくやこぬかのかかるうすのはた)」があります。
臼で米をついている傍らに寒菊が美しく咲いていて、花や葉に粉糠がうっすらとふりかかっている。という冬の情緒がつたわってくる味わいぶかい句です。
日本人独自の感性・美意識を磨いて、受け継いでいくことが大切ですね。
寒菊は冬菊とも言われ、冬に咲く小輪の黄菊で、もともと秋に咲く小菊を改良栽培したもんです。
とくに葉が霜にあたって紅葉した寒菊は「照寒菊(てりかんぎく)」と呼ばれ、その風情は師走の茶席などで珍重されます。
芭蕉の名句「寒菊や粉糠のかかる臼の端(かんぎくやこぬかのかかるうすのはた)」があります。
臼で米をついている傍らに寒菊が美しく咲いていて、花や葉に粉糠がうっすらとふりかかっている。という冬の情緒がつたわってくる味わいぶかい句です。
日本人独自の感性・美意識を磨いて、受け継いでいくことが大切ですね。