京料理 道楽のブログ

道楽の新着情報や、日常のちょっとした一言を書き込んでいきます。

《水無月》

2010-05-31 | Weblog
明日から六月。田植えの月です。
衣替えで、着物は単衣(ひとえ)になります。
部屋のしつらえも籐筵(とうむしろ)を敷いたり、障子や襖を簾戸(すど)に替えます。
平安神宮では、薪能が行われ、観る者を炎に浮かぶ幽玄の世界へと誘います。

※今月より開催いたします【道楽・茶菓サロン】の予定年間スケジュールができました。

《ご案内》

2010-05-29 | Weblog
【夏の京料理 講習会】

◆開催場所:道楽
◆開催日時:8/7(土)11:00~14:30
◆参加人数:20名
◆参加費:\20,000(税込)

◎御予約・お問い合わせ: LUXURY KYOTOコンシェルジュデスク 075-256-9696[受付時間 (月)~(金)9:00~18:00]
HP http://www.luxury-kyoto.jp

《京都新聞 連載》

2010-05-28 | Weblog
京都新聞の朝刊で、毎週木曜日に連載中の【飯田知史の伝承 京のおまわり】、昨日掲載のお料理は、『肉じゃが』です。
この連載は、道楽の料理とは違い、家のおぞよでございます。
現在ご要望が多い『二人分』のレシピを、ご家庭で作れるように、実際にスーパーやデパートで調達した材料を用いて、家にある調理器具を使って料理し、誰にでも分かりやすいように、きちっと分量や時間を出しております。
毎日の食卓。楽しみのひととき。健康の維持。
毎日毎日欠かすことなく作ることは、大変なことです。
この連載が、ご家庭料理の一助になれば、幸いに存じ上げます。
今後もせーだい頑張ってまいります。

《お知らせ》

2010-05-28 | Weblog
☆7月26日(月) 土用の丑の日

◆道楽伝承【青竹香鰻寿司】1竿 \4,300(税込)
◆道楽伝承【鰻重】1折 \3,000(税込)

限定販売 御予約承ります。

▽販売場所 道楽(10:00~16:00)
▽FAX 075-561-0558
▽MAIL webmaster@dourakurou.jp

※ ★お名前 ★御連絡先 ★青竹香鰻寿司か鰻重のどちらか ★数量 ★お受取り時間 を明記の上、ご注文下さいませ。

《テスト撮影》

2010-05-26 | Weblog
昨日は、朝から出版予定の本のテスト撮影がありました。
内容と器の取り合わせ。器の下に敷く布。撮影パターン。などをおおよそ決めていきます。
今回は、出版社の方、カメラマンに加え、女性の編集者の方がいらっしゃいますので、今までのとはひと味もふた味も変わった感じの本になるでしょう。ぼく自身、ものすごく楽しみにしております。
来春くらいの刊行になると思います。

《料理教室》

2010-05-24 | Weblog
今日は、5月第2回目の料理教室開催日です。たくさんの方にご参集賜り、とても有り難く、心より感謝申し上げます。

先ずは「車海老アボガド和え」。このメニューは、アンケートで受講生の方からレクチャーの御要望をいただいた料理です。梅肉風味とレモン風味の2つのレシピをご用意致しました。
「ゆばの椀盛り」は中上げゆばを蒸して椀に盛り、加賀胡瓜を添えて、吉野仕立ての吸地をはり、山葵を留めます。
焼物は「虹鱒塩焼き」。活きた虹鱒を氷でしめて、串の打ち方・塩の振り方・焼き方を実演でご説明致しました。
「三度豆胡麻和え」は、普段皆様がご家庭で作っておられるのとは随分違ってたようでした。三度豆の切り方、ゆがき方、和え衣を御教示致しました。
「鶏八幡巻き」は、牛蒡の下拵え、かしわの巻き方、炊き方と順を追って作りました。
「鮭親子飯」では、いくらの浸け方。鮭は‘時知らず’を用いて、炊き込みました。

どの料理も、かなりお喜びいただき、とても嬉しく、幸いに存じ上げます。

来月から【茶菓(さか)サロン】にて、“料理菓子”の講習を始めますので、此方もお引き立て賜りますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

《鮎の話》

2010-05-24 | Weblog
琵琶湖の鮎は、成魚になっても小さいままで、あんまり大きなりません。
この鮎を他の川に移したら、おっきくなると唱えたのが、石川千代松博士です。
明治時代のことで、当時は石川博士の説は、ほとんどの人に信じてもらえなかったようですが、栄養分の違いからか、不思議なことに、琵琶湖の小鮎は大鮎へと変わっていきました。やがて琵琶湖の鮎は、広く各地の河川に移植されるようになります。それから、海産の稚鮎の移植も、全国で行われるようになりました。
鮎の一生は、秋に川で生まれて、海(湖)に移り、春までは動物性プランクトンを食べて成長します。春に川に戻ってからは、珪藻のみを食べるので、やがて鮎特有の豊かな香りを有するようになるのです。秋に産卵を終えたら落鮎となり、ほとんどはここで儚い一生を終えます。
かつて野洲川で梁(やな)にかかった鮎をたんと炊いて、いただいたときの美味しさがよみがえってきました。
今年ももうじき解禁となります。

《ぽんぽん》

2010-05-23 | Weblog
毎朝、お風呂に浸かってから仕事にかかりますが、暑ぅなってきたんで、湯あがりに身体を拭ったら、「ぽんぽん」を体中いっぱいつけます。白い粉まみれになったら、肌がサラサラして、すこぶる心地いい感触です。ちっさい頃からの習慣で、今だに欠かせません。
「ぽんぽん」とは「天瓜粉(てんかふん)」のことで、「汗しらず」とか「シッカロール」とも呼ばれてます。
‘蚊取り線香’や「ぽんぽん」を使い始めると、夏がやって来たなぁと感じるのです。

《小満》

2010-05-21 | Weblog
今日は、30℃を超え、かなり暑い一日でした。
二十四節気では、本日「小満」となります。天地に万物充満し草木葉繁る季節へと向かいます。「大満」とは言わず「小満」と言うのは、万物充満する始まりの意味合いからです。
この時節から梅雨になることも多く、蚕は桑の葉を食べ始め、山椒や野山の植物も実を結び、紅花が咲き誇ります。田植えの段取りもぼちぼち始まり、麦の穂も成長してきます。
立夏後十五日目、夏らしい日となりました。

《茶事》

2010-05-19 | Weblog
明日は茶事の大切な御席がございます。
今晩から、きちっと段取りを整えて、明日は滞りなく運び、主客が深く交わり、充実した一座となるべく、頑張りたく存じます。
明早朝より露地の掃除、懐石の仕込み、炭・濃茶・薄茶点前の用意…と順次進めてまいります。
これから、茶会記と懐石の御献立を書き出し始めるところです。