小沢辞任の理由に、「大連立構想」があると言われているが、果たしてそうであろうか。
表面上の理由は、組みやすい「福田政権」と組んで、自民党を乗っ取ってしまうという構想であったに違いない。
ところが、その手っ取り早い政権奪取に民主党のボンクラが付いてこれなかった‥‥と言うのが表面上の理由だろう。
そうすれば、内閣改造で半数は民主党が閣僚の位置を取れる。
実際の力のない政党というものは、この様にして実力を付けさせ、政権党に脱皮させた上で選挙で政権交代を行う。
これは、昔の自民党、社会党連立政権を思わせるものだが、結局時代に反動する勢力は淘汰される。
この淘汰されるのが、自民党と民主党の左派勢力とすれば、こんな事は飲めるはずもない。
一方、小沢氏は注目されるに従い、自身の「金に纏わる」汚い部分が露呈してしまった。
昔から、ミニ角栄のヤミ「不動産屋」だから、その錬金術が暴露されるというのはいやだったのではないか。
平穏無事だった、貸付による利益や政治団体が不動産を持つ事の禁止など変なことが出た。
第三番目は、安倍晋三のように、健康問題だろう。
多分、無理すると命に関わるという事かも知れない。
だから、体力的に軽い、短期決戦が「大連立」だが、短期決戦をせざる終えないような状況にあるのかもしれない。