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「赤かぶ(温海かぶ)」の色は素材自身の色です☆

2015年02月06日 07時54分52秒 | 山形の漬物
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

2月6日(金)の山形県酒田市は、時折雪や霙(みぞれ)が舞う天気です。

早朝に降った雪が薄らと路面を覆っていますが、除雪作業を行うほどの量ではなく、消雪水を流す程度で大丈夫です。

今日日中の天気は、午前9時すぎくらいまでは雪が残りますが、その後は雨となり夕方からは曇りという予報です。

先日、お客様とお話しをしておりましたら、「赤かぶ(温海かぶ)」の色の話になりました。

「温海かぶ」は、砂糖と塩と酢を使って漬けるのですが、そのお客様は「色はどうやって付けるのですか?」と聞いて来ました。

そのお客様は、「赤かぶ(温海かぶ)」の色は着色しているものと思っていたらしいのです。

「赤かぶ(温海かぶ)」の色に関しては、まだまだご存じない方も多いのだなと改めて感じるとともに、まだまだPR不足だなと感じました。

「温海かぶ」は、果肉は白、皮が赤紫です。


漬ける前の状態の「温海かぶ」(漬物の梨屋本社工場)



「温海かぶ」を酢で漬けることで、皮の赤紫の色素が溶け出して、浸透圧により「温海かぶ」全体が赤紫になるのです。


漬物の梨屋「赤かぶ(温海かぶ)」



この皮の赤紫色の色素の素となっているのが、ポリフェノールの一種であるルブロブラッシンです。

ルブロブラッシンには、酸化防止作用があることが判明しており、老化防止やがんの予防などに効果が期待されています。

是非この機会に、「温海かぶ」の色素と健康効果を覚えて頂きたいと思います。



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