デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

千厩から気仙沼へ

2022-05-13 08:01:44 | デラシネ日誌
今日から1週間不在となるので、いまのうちにということで、雨でウォーキングができないので、5時起きして、いろいろ雑務を整理。有吉玉青さんのルコサンスの感想を読み直した上で、アップ。
Facebookに先日のサーカス展を見た感想をアップ。その時クラウンパレードに投稿してくれたキエフのサーカス学校の先生で、4マティスの演出家が、家に戻ったと子供二人と一緒車で自宅に笑顔で戻っている写真をアップしていた。このところ凹みがちだったが、これはうれしい。すぐにウラーとコメントを送る。
9時過ぎに家を出る、妻から忘れ物大丈夫と声をかけられるが、今度は何を忘れているのかな・・・
横浜駅で崎陽軒のいなり寿司を買おうと思ったが、しゅうまい弁当しかない。じゃーニューズデイで助六寿司をと思ったが、横浜駅でも東京駅でも売っていない。もう販売しなくなったのだろうか・・・がっくり。
今日は時間の関係があり、いつものやまびこではなく全席指定のはやて。ホームがにぎやかだと思ったら、今日から東北新幹線が通常ダイヤに戻ったということらしい。
はやては速い、あっという間に一関。一関から大船渡線に乗り換える。乗るのは50年ぶりぐらいになる。せっかくなので、沿線の景色をじっくり眺める。天然の藤の木がきれい、そして水田に水が張られている、まもなく田植えなのだろう。
千厩で降りる。郷土史家のMさんが出迎えてくれた。千厩が昔栄えたような雰囲気が残る街道街だったことがすぐわかる。Mさんの話を聞くと、北上川海運が盛んなころはここが中継基地だったというので、鉄道が通るまでは、栄えたとのこと。Mさんに送ってもらった資料のなかに千厩馬事資料館がここにあるということなので、ここにまずは連れていってもらう。

ここは昔造り酒屋があったという大きな屋敷と蔵があったところで、この馬事資料館の他に、蔵の中には本格的なカフェと売店がある。ここで焙煎されたこくのあるコーヒーを飲みながら、Mさんと情報交換。年は一才下だが、実に好奇心旺盛で、郷土史をさまざまな角度から調査していることがわかる。すぐに意気投合。まずは今回の目的である唐桑出身のサーカス芸人石川清馬についての資料をいろいろ見せてもらう。本当は石川清馬のご子孫の方とお目にかかることになっていたが、ご家族の具合が悪いということで今回は見送りになった。その代わりMさんが唐桑の石川ちなんだところを案内してくれることになった。Mさんの話で一関にもハリスト教会が2つあったということを知る。千厩と石巻との不思議な縁についてもいろいろお話を聞かせてもらった。かなり忠実に史実を掘り起こしていらっしゃる、協力して調査をするためには強力な味方がひとりできたという感を強くする。今度はもうひとりの馬の名手松村太郎の実家を訪ねようということになる。このあとMさんの車で気仙沼の唐桑に向かう。雨が降り、かなりガスってくる。唐桑には昔高校の頃、気仙沼から歩いて向かい、途中暗くなり、入ったレストハウスで、ご主人にお金を借りて、近くの民宿に泊まるという忘れられない想い出がある。その話を車中でしていたら、「そういう無茶する人はいまいなくなりましたね、ところでなにしに行ったのですか」と聞かれ、そういえば何をしに行ったのだろう、と思い返し、「目的なんかなかったですね」と答えると、大笑いされた。自分も大笑い、目的がないということが、よかったんだろうなということだ。
石川の墓がある地福寺を案内してもらったが、梶原神社には復興工事のため道路が遮断されていけず、次回にしましょうということになる。いずれにしてもまたここには来ないといけないのはまちがいない。港を案内していただき、ホテルまで送ってもらう。
Mさんとはここで別れる。まちがいなく、またお目にかかれると思うし、石川清馬のことだけでなく、他のことでもいろいろ協力して調査していくことになるだろう。今回は千厩というとても歴史的な街のことを知り、Mさんと会ったことが一番大きい成果だった。
18時過ぎに雨の中、ホテルの近くの和食屋で食事。気仙沼に来たから街中で寿司をということにふつうはなるのだろうが、雨も降っているし、疲れたので、近くですますことにする。期待はしてなかったが、なかなか美味しいものが食べられた。
気仙沼の地酒男山に、刺身盛り合わせにしたのだが、この刺身が絶品。特にかつおは石巻におりてきたばかりものということで美味かった。いまが一番鰹が美味しい時じゃないんですかということだったが、ほんとうに美味かった。

締めは冷やしそば、これも腰があるそばで美味かった。
明日は雨が降らなければ、気仙沼を歩きたいのが、どうかな・・・
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