デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

フェイブルマン

2024-09-25 05:47:10 | デラシネ日誌
どうやらこのまま秋になるようだ。ウォーキング中にいつも挨拶をするおじさんに、半袖短パンで歩いていたので、寒くないのと声をかけられたが、確かに肌寒くはあった。
前橋の本のフェスのために残っていたアートタイムズを送る。処分するというよりは誰かに読んでもらえればという気持ちを込めて。何人かの胸に届けばいいのだが。
午前中に角2の封筒が到着。会報を今月以内に発送しなければならないというミッションがある。会報は日曜日に届くとのこと。大人の休日倶楽部パスをつかって、どこかに行こうかとおもっていたが、そんなことは言ってられない。まずはラベルを貼る作業を終わらせる。゛
またしても不思議な失せ物。カメラのSDカードが見当たらない。パソコンにつけているフォルダーにささっていなければ、あとはどこにもいきようがないもの。不思議だ。
午後居間で、ネットフリックスで配信がはじまったスピルバーグの「フェイブルマン」を見る。サーカス学会の会員さんが、「地上最大のショー」のシーンが冒頭に出てくるよと言っていたので気になっていた映画。
スピルバーグが映画監督になるまでの少年時代から青年時代の家族の話と映画つくりに夢中になる自分自身の話を描いた自伝的な映画。「地上最大のショー」で列車が衝突するシーンにはまり、父に鉄道模型を買ってもらい、何度も何度も列車を衝突させるのを見た母が、撮影して何度も見ればいいのよと教えてくれるという、彼に多大な影響を与える父と母の感性の違いのようなものを浮彫りにしているとても印象的なシーンだった。それとなによりも心に響いたのは、母方のおじさんが突然やってくるシーン。彼は映画関係の仕事をしているらしいのだが、以前はサーカスの猛獣ショーの調教師をしていたという。サーカスの猛獣使いは芸術家なのという主人公の問いかけに、ライオンの開けた口に首を入れるのはなんだが、ライオンからかまれないようにするのは芸術だ答えたところ。
カルフォニアに父の仕事の関係で引っ越す主人公はここでユダヤ人ということで、高校でひどいいじめに遭う。イスラエルのガザ攻撃やレバノン攻撃が激化するなか、こういう場面をみると、ユダヤ人としてスピルバーグはどうみているのかも気になった。映画つくりは上手だと思うが、なにか鼻にかかる感じ。
見終わってからは届いた封筒にハンコ惜し。インクがなくなりかけていたので、がんばれと声をかけながら、なんとか捺し終える。あとは会報が届くのを待つばかり。こういう締め切りがあるものは、なにかあるような気がするが。
ビートルズを聞きながら、原稿書き。ひとつの章30枚近くを書き終える。さあ明日は仙台だ。

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