デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

サーカス研究(再読)

2020-05-29 17:52:01 | 買った本・読んだ本
書名 「サーカス研究」
著者 蘆原英了 出版社 新宿書房 出版年 1984

何十年ぶりかで読む。いまでも読んでも古さを感じさせない。それは蘆原さんが間違いなく、サーカスをこよなく愛していたからだと思う。小父である小山内薫に大学でドビュローをやるように言われ、ドビュローをテーマに卒論を書き、これも小父の藤田嗣治からパリで見たサーカスや道化師の話を聞いて、サーカスに惹かれていくというところから始まっているという筋金入りなのである。ここには雑誌やパンフレットに書いたエッセイや、講演記録が収められているが、そのどれもいずれサーカスについてはまとめたいということを書いたり、言っている。資料を集め、その準備をしていたのに志半ばで実現できなかったということなのだろう。特に氏が書きたかったのは、クラウンのことだったようだ。今回再読して、すごいなあと思ったのは、グロックとフラテリーニ三兄弟の生の演技を実際に見ていることである。うれしいことに演じたネタについても書いてある。
私も一度見せていただいたことがあるが、蘆原英了コレクションの中でもサーカス資料はいまは国会図書館の本館にある(私が見たときは上野の別館)が、だれかこれを利用した人たちはいるのだろうか?いまは調べることはできないだろうが、一度いかないといけないだろう。特に気になるのは道化師について日本に初めて来た海外サーカスについてのメモをとった20数冊のノートである。
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掃除

2020-05-29 11:07:24 | デラシネ日誌
久し振りに浜空碑の掃除。富岡総合公園のあじさい坂のあじさい咲き始める。このところそんなに花が多くないような気がするのだが、今年は結構咲くかもしれない。

碑の周りは箒で掃いて、草をむしり、参道はブロアーで綺麗にする。きれいになると気持ちがいい。そろそろ掃除会やってもいいかもしれない。

庭の梅はほとんどならず。今年は完全にダメみたい。花はきれいに咲いたのだが、残念!
昼食後に見たNHKBSのマスコミ砂漠のドキュメンタリーが面白かった。デンマークでやっているコンストラクティブジャーナリズム、問題を報道するだけでなく、解決するための情報を集めるというやりかたはひとつの可能性として面白いかもしれない。コロナのためにアメリカの地方紙がどんどんつぶれていく、それに対してアメリカ市民のいわゆる大手マスコミへの不信感の増大、地方でのマスコミに可能性があるのに、経済的に追い込まれて行った。コロナによってマスコミのあり方を考えることは重要なことかもしれない。
3階の片づけ。まだどこから手をつけていいかわからない状態、とりあえずいらない本だけを処分するために括る。

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