朝食を食べてから南部市場に買い物に出かける。一昨日届いた生マッコリを美味しく飲むために、ここはやはり韓国料理ということで、プルコギを作ってもらうことになった。今日はいつものように刺身ではなく牛肉を買うのが一番の目的。結局魚とか野菜も買うことになった。まさに五月晴れということで公園のあちこちには家族連れが目立つ。
エノケンの映画を今日は二本見る。クラウンの先駆者ということでとりあげようと思っている。
そして夕食。いよいよ手作りで醸造された純粋な生マッコリ、「ボクスンドガソンマッコリ」を賞味。
開封がひとつのポイント、低温発酵中にできた天然の炭酸とマッコリが自然に交わるようにゆっくり栓を開けないといけない。見事に自然に下に沈殿していたマッコリが炭酸とゆっくりまじわっていく。これは美しくさえあった。味はまさにシャンパーンの口触り、でも中身はやはりマッコリ。自分はチャミスル派で韓国ではほとんどマッコリは飲んだことはないのだが、これはほんとうに旨味がある。妻が作ったプルコギとまさにぴったり。いやあ旨かった。飲んだあとも余韻があって他の酒の味を交ぜたくない感じ。結局一本飲んじゃった。もう一本あるがこれは何度かのみ分けると味の変化も味わえるかもしれない。一週間で一番幸福な時だったなあ。
