デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

二十世紀のパリ

2012-08-30 17:48:21 | 買った本・読んだ本
書名 『二十世紀のパリ』
著者 ジュール・ヴェルヌ 翻訳 榊原晃三 
出版社 集英社 出版年 1995 

死後90年経って発見された幻の原稿ということで当時はかなり話題になったらしい。タイトルが、「二十世紀のパリ」、19世紀に生きていたヴェルヌが20世紀のパリを舞台とした未来小説を書いていたとそのタイトルだけが知られていたのだから、これが見つかったということで、話題にならないはずがない。ただ序文を読むと、この原稿はヴェルヌを見いだした編集者エッツェルが、これを読んでかなりダメだしをだし、というか出版はできないとかなり辛辣に批判していたらしい。
評者たちはこの書が予言していことが、見事に当たっているというので驚嘆しているが、実際は編集者が言うようにかなり凡庸な内容の本であったといえる。科学というか技術がなによりも重要視され、芸術が軽んじられてしまうということを根幹にもってきているその内容自体が、まず暗く、カタルシスがない、他のヴェルヌの小説と比べたらまったく展開力もないし、わくわく感もない、科学・技術に対するペシズムが根底にあるせいなのかもしれないが、かなり期待外れの作品であった。

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いろいろあるわなあ

2012-08-30 10:31:04 | お仕事日誌
朝起きてラジオをつけると、宮城で強い地震というニュース。仙台で震度5強とのこと。昨日のおふくろのこともあったので、すぐに仙台に電話。おふくろが「どうなの?」というこっちの問いかけに、昨日の診断の結果を詳しく説明しはじめる。昨日打ってもらった鎮痛剤が効いたということもあってゆっくり寝られたのか、昨日の夜のようなしょげた声ではなく、原因がわかってよかったという話しに落ち着く。「ところで地震は?」というと、「強かったよ」で終わり。明日にでもっちへ行くというと、「それはやめてくれ」という話しになる。通常の生活をしているし、心配はないとのこと。
ちょっとほっとする。
出社して、今度は別なトラブルについてどうするかを話し合う。とにかくできる限りのことをしないといけない。
査証関係の書類つくり。それが終わって今度は、来年用の企画書をつくる。
オスマンから映像をおさめたUSBが送られてきたので、それをチェック。
なにか忘れていることがあるような気がしてならないのだが、また1日あるし、とりあえず今日は18時にて終了。
帰宅後今度出る本の西山さんの装丁した表紙がメールで送られてくる。さすが!とてもいい表紙になった。
7年ぶりぐらいに本を出すことになるが、ひとつひとつの行程が楽しくてしかたがない。


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