デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

僕はずっと裸だった(前衛ダンサーの身体論)

2012-08-02 14:06:35 | 買った本・読んだ本
書名 「僕はずっと裸だった(前衛ダンサーの身体論)」
著者 田中泯 写真 岡田正人 出版社 工作舎 出版年 2011

先日久しぶりに泯さんと会ったときに、これが最初で最後になるだろう、初めて自分で書いた本だといっていただいたのがこの本。桃花村がある地元山梨日日新聞に連載していた文をまとめたものというから、エッセイ風に書いたものかと思ったら、なんのなんのやはり田中泯らしく、裸の自分、さらには踊りに正面からぶつかって書いた、尖った文の数々が、先年亡くなった泯さんの影のようだった写真家岡田正人の写真とともにまとめられた。
裸、子ども、大地、空気、川の流れ、森、宇宙と次から次へと連想が広がりにつつ、大地にしっかり足を踏みしめ、摺り足しながら、自然というか見えないものと対峙しようとしている、そんな泯さんの踊りが、そのままこの本の筆致になっている。見えないものを見えるようにして描くのではなく、見えないものをそのまま見えないものとして感じるなかで、どう世界とつながっていくのか、そんなことを自分の身体を通して探し続ける、その永遠の放浪者ともいえる精神の軌跡が描かれているといっていいのかもしれない。


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オスマンと再会

2012-08-02 11:23:14 | お仕事日誌
ベイサイドを走っていると、ビジター用の桟橋にいままで見たことがない大きな船が碇泊していた。日本の船であるが、個人のものではなさそうだ。気になる。
10時出社。ちょっといろいろトラブルがあるのだが、自分ができることはあまりなく、様子を見るしかない。
15時半すぎに、会社を出て、有明コロシアムへ。家族連れが国際展示場前からぞろそろ、みんなサーカスを見に行く人たち。16時半に入り口に、トリオ・オスマンのワーリャがあらわれる。元気そうだし、変わっていない。チケットをもらう。いい席だった。前にもここでボリショイをやったことがあるかもしれないが、東京体育館よりはるかに見やすいと思う。舞台と客席も近いし、すり鉢状なので見やすい。オープニングがオーリャのシフォン。まもなくオスマンのジャグリング、最後の皿投げは4人が投げるので、迫力満点。観客席も沸く。動物サーカスということで、犬、ネコ、クマ゛ひょう、そして象と盛りだくさん、人間技も、空中ブランコに、問題になったシーソー、空中フラフープなど、とにかくヴァラエティーに富んでいた。クラウンはどうしよもなかったけど。
やっパリ象が出てくると、ちがうよなあ。いいショーだった。
ワーリャたちとは、火曜日に一緒に食事することにする。



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