デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

ドラマチック・ロシア・in Japan

2012-05-16 22:43:38 | 買った本・読んだ本
書名 「ドラマチック・ロシア・in Japan」
編集責任 長塚英雄 出版社 生活ジャーナル  出版年 2012

ロシア文化フェステバルinJapan事務局がつくった第二弾。今回はもっと厚く、重くなっているので通勤中に読むにはちょっと大変だった。日本におけるロシアという切り口で、今回も多彩な執筆陣と幅広い内容になっている。ただこれだけ多彩になると内容にかなりムラがあるような気がしたし、重箱の隅をほじくっているような論考も多かったような気もした。
その中で個人的に興味深かったのが「島尾敏雄と長崎のロシア人」、「馬場佐十郎」、「帝政ロシア 長崎領事館 敷地についての法的側面」、「橘耕斎」の論考であった。
島尾とロシアと長崎という結びつきは、新鮮な切り口であり、島尾文学のこれからの研究に問題を投げかけることになるのではないだろうか。馬場佐十郎については、兄為八郎との関係も含めて、やっと本格的に取り上げてくれる人が現れたという気がした。このふたりによってロシア語事始めがはじまったと思う。長崎に行ったときかつてロシア領事館があったところにこの地はロシア領事館の敷地ですという看板が立っていたのが不思議だと思ったものだが、ここにこんなドラマがあったのかと思う。面白おかしくに橘をとりあげるのではなく、資料を読むことで橘の真の姿に迫っていく。実像に近い橘像がこれによってできあがったのではないだろうか?
日本におけるロシアについては、だいたいこれで出尽くしたのではないだろうか。今度はロシアにおける日本という切り口で論考を集めることがいいのでは。


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10何年ぶりかの抜歯

2012-05-16 10:07:55 | お仕事日誌
なんとなく昨日から落ち着かないのは、今日ほんとうに久しぶりに歯を抜くことになっていること。どうってことはないとは思うのだが、なんとなく緊張している。ベイサイドから久しぶりに富士山が見えた。まだ真っ白。
ジョギングから帰ってメールを開けると、予想通りトゥイチーから新たなプロジェクトの構想メール、長文。
出社してすぐに歯医者へ。受け付けのお姉さんが今日はなんかうれしそう。いよいよですねなんて言う。なんかこっちも饒舌になったのは緊張しているかも。麻酔をかけてもらって何分後かに抜歯。あっという間に終わる。痛みも抜かれたという感覚もなくまさにあっという間。先生に抜いてもらった歯を見せてもらうが、もうボロボロ、縦に横にひびが入っていた。よくがんばってくれたもんである。
今日はコンビニでうどんを買って、それを昼飯にする。
ほんとうにたいしたことではないと思うのだが、なんとなく峠を超えたような安堵感が・・・
「旅する道化師」のツアー最後の公演が今月末シアターχであるので、久しぶりにメルマガつくり。
前に提案していた企画のビデオを再チェック。
18時過ぎに退社。


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