連休のリトル

９時１９分新横浜発のぞみで名古屋に向かう。連休の中日ということもあって駅も電車も混み合っている。ホテルに荷物を預け、リトルへ向かう。リトルではどこも一杯で昼は食べれないだろうということで、最近開店した中華屋で昼飯を食べる。これがまずい！
バスもほぼ満員。驚いたのはリトルの下の無料駐車場が車で一杯。道路にもいっぱい車が止まっている。さすがにゴールデンウィークである。
まずはサーカス組の楽屋へ。ボリスとワロージャがいた。ふたりとも元気そう。
歩いてルイが公演しているドイツの広場へ。やはり園内は人で一杯。
会場へ着くと、自分の名前を呼ぶ人が。Ｋさんご夫妻だった。旦那さんと会ったときに、今年のリトルのゴールデンウィークのショーは面白いですよとは言っていたのだが、それだけではないのだろうが、東京から駆けつけてくれたという。
ショーが始まる前にルイと挨拶。彼のロシア語は完璧。風が強いので、気になるようだ。
１３時半ショー開始。２５分のショーだったが、これが面白い！枕のような芸としてコミックハンドバランスをやり、そのあとが、酔っぱらって街灯に登るというおなじみのコミック芸。これが面白い！。酔っぱらっいを演じているので、見過ごしてしまいそうだが、計算尽くされた芸であり、間とかも完璧、熟練の芸であった。いやあ面白かった。三雲の酔っぱらいと共演したら面白いだろうなあ。
公演後Ｋさんも絶賛、見に来て良かったとも・・・
ルイにとって野外での公演は初めてのことらしいが、それを感じさせない。
これは何回でも見たい。
またサーカス会場へ。客席に座っての観覧。クラウン、特にアントンの動きが良くなっている。なんでもさっき楽屋で聞いた話だと、今日の一回目の公演が１００回目の公演、明日の１回目の公演でちょうど今回の日本公演の折返点となるという。みんなとても安定しているし、元気そうなのがなにより。
公演後ギャラと食事代の支払い。ずっと持っていたのでこれですっきり。
ホテルに戻り、休憩したあと、ハドガーの奥さんと娘さん、通訳さんと一緒に合流して、食事。今日はひつまぶし。これが美味かった。今回のメンバーのエピソードを聞いて、笑ってしまう。いま風の若者たちが集まるとこうなるのかもしれない。
昨日、今日と続いたので、さすがにぐったり。今日は何もする気になれず。ベットに横になって、寝ようかとテレビを見ていたら、怪人２０面相の映画をついつい見てしまう。東京タワーがあって、テレビ放送をやっていて、陸軍があってというかなり荒唐無稽な話なのだが、Ｂ級アクション映画として楽しめる。そして気持ち良かったのは、主人公がサーカスのスターであったこと。怪人二十面相にだまされて、結局サーカスも焼かれてしまうのだが、彼はサーカスに戻りたい一新で、怪人二十面相と闘う。怪人二十面相の技を見て、お前もサーカスの芸人あがりかと問い、「サーカスを汚すなんて許さない」と叫ぶ。いいねえ。
北村想の原作は読んだことがあるのだが、たしかこの話ではなかったと思う。
なんか見る気で見たわけでなかったので、得した感じ。そのまま就寝。