クリューコフのノックの音で目が覚める。一緒に朝飯を食べに行く。そのあとサーカス場に向うのだが、行くまでが大変、ホテルの前に待機しているタクシーが歩いてもいけるところなのに100グリビナというのでナージャはかんかん、その時の運ちゃんの言いぐさがおかしい、俺たちは働かなければならないなんだよだって。だったらちょっとのところでも行ってくれといいたくなる。結局タクシーを呼んで、開演になんとか間に合う。ディレクターが迎えにきて、貴賓室に案内される。水中サーカスというのだが、しょぼいんではと思ったが、とんでもない、実に見応えがあった。
そして客席もほぼ満杯。さすがウクライナだけあってひとつひとつの番組のレベルが高い、そして水中もかなりしっかりつかっているので迫力がある、空中ものは水中から出てきて、それでまた空中で演技する、アーティストも大変だろうが、この迫力はたいしたもんである。アシカのショーも面白かった。熊が腹這いになっていつもは飛ぶときにつかっている障害物をくぐるのにもびっくり。クレイドルを台を空中において、さらに二人組の男子が梃子になってジャンパーを飛ばす空中芸にも驚いた。そして何より驚いたのが丸太をぶんまわすストロングマン。これは迫力があった。
ウズベキスタンのアーティストらしい。これだけのものが見れるとは・・・幕間にディレクターがお茶を用意してくれていろいろ話しをしたのだが、面白かったのは新しいディレクターになったキエフのサーカスで、昨日アーティストが集まって、前任者のリュドミラ・シェフチェンコを支持する集会を開いたというニュース。ほんとうは昨日新しいディレクターに招待されてサーカス場に行くはずだったのだが、自分が寝すぎて行けなかったのは逆に良かったのかもしれない。かつてボリショイサーカスの一員として象のショーをやったというポーランド人から日本ではグリンピースはどうなんだと聞かれる。すっかりサーカスを楽しんでさあ帰ろうとなったときに今日最大の笑い話が誕生した。タクシーを電話で頼んでいたのだがなかなか来ないのでクリューコフとナージャが何度も電話するものの、タクシーは一向に来ない。およそ30分ほど待たされる。クリューコフがいまどこにいるんだと運転手に電話で聞くと、もうサーカス場に着いている、サーカス場のどこだというと大きな階段の前にいるという。それを聞いていたナージャがオデッサにでも行ってるんじゃないと笑う。これがあながち間違ってなかったのである。ナージャはキエフのタクシーを予約していたのである、それにまもなく気づく。そして自分も確かにキエフのサーカス場の前に大きな階段があることを思い出す。クリューコフがそれを知って呆然、ナージャもあら間違ったわという苦笑。自分は大笑い。すぐに流しのタクシーを拾ってカフェへ。ここでやっと笑い話になり、みんなで大笑い。やってくれるよな。
16時からヘスの公演ということで食事をして急いで劇場へ。30分押しで始まった。その前にヤロスラフの部屋でまたコニャック。そして約束していた飛行機代の一部として500ユーロをもらう。ヘスのショーはソロショーということで彼のネタをただくっつけただけだったので新鮮味はなかったが、客には受けていた。17時からオペラ・バレエ劇場の前の特設でサーカスの公演があるというので急いで行ったがもう終っていた。残念!
次はキエフのパペットシアターの公演を見る、これがまったく人形が出てこない芝居でびっくりしてしまった。要は人形を動かす人たちも俳優さんとして実力があるのよということを見せたかったようだ。人形劇見たかったな・・・・このあとまた広場に戻ってスティルツ劇団の公演を見る。これはACCのネタになるかもしれないと思い、しっかりビデオカメラで撮影しながら見る。20分ぐらいにまとめてやればとても面白い作品になると思うのだが、およそ60分の公演だったのでやはり間延びしてしまった。撮影するのも大変だった。ナージャも途中疲れてしまい、近くのベンチで座っていた。立ってみるというのは年寄りにはきつい。今日は部屋で少し飲んで食べようということになる。スーパーで酒を買おうとしたら22時以降は法律でアルコール類を売ってはいけないことになっているらしい。たった5分も経っていないのだから売ってくれとクリューコフは言うが、この先に22時過ぎでも売っているところがあるからそこで買ったらと言われる。ちゃんと抜け道があるのがおかしい。クリューコフの部屋で軽く飲む。30分もしたらクリューコフがベットに横になったので、早々に引き上げた。確かに今日はかなりツーマッチの一日だった。


16時からヘスの公演ということで食事をして急いで劇場へ。30分押しで始まった。その前にヤロスラフの部屋でまたコニャック。そして約束していた飛行機代の一部として500ユーロをもらう。ヘスのショーはソロショーということで彼のネタをただくっつけただけだったので新鮮味はなかったが、客には受けていた。17時からオペラ・バレエ劇場の前の特設でサーカスの公演があるというので急いで行ったがもう終っていた。残念!
次はキエフのパペットシアターの公演を見る、これがまったく人形が出てこない芝居でびっくりしてしまった。要は人形を動かす人たちも俳優さんとして実力があるのよということを見せたかったようだ。人形劇見たかったな・・・・このあとまた広場に戻ってスティルツ劇団の公演を見る。これはACCのネタになるかもしれないと思い、しっかりビデオカメラで撮影しながら見る。20分ぐらいにまとめてやればとても面白い作品になると思うのだが、およそ60分の公演だったのでやはり間延びしてしまった。撮影するのも大変だった。ナージャも途中疲れてしまい、近くのベンチで座っていた。立ってみるというのは年寄りにはきつい。今日は部屋で少し飲んで食べようということになる。スーパーで酒を買おうとしたら22時以降は法律でアルコール類を売ってはいけないことになっているらしい。たった5分も経っていないのだから売ってくれとクリューコフは言うが、この先に22時過ぎでも売っているところがあるからそこで買ったらと言われる。ちゃんと抜け道があるのがおかしい。クリューコフの部屋で軽く飲む。30分もしたらクリューコフがベットに横になったので、早々に引き上げた。確かに今日はかなりツーマッチの一日だった。