英文讀解自修室

  - in the historical Japanese kana/kanji orthography

・用例研究 156 <假定法-條件節省略②>

2018-12-10 | 用例研究

[用例研究 156] 〈假定法-條件節省略②〉

 

  (BLONDIE  By Dean Young & Stan Drake)

1  This is the worst hotel room I’ve ever seen!

1  It sure is!

2  It’s so cramped and drab.

2  I couldn’t agree more.

3  I’m going to my suite, I’ll see you in the morning.

 

[解説]

1

・hotel: アクセント注意 [houtél]

・sure: ここは副詞で「確かに」「ほんたうに」「全く」

2

・cramped: 「窮屈な」「狹苦しい」

・drab: 「さえない」「味氣ない」「つまらない」

・I couldn’t agree more: 假定法過去で「今以上の同意は不可能でせう」、つまり「最大限に同意する」といふ意味になります。ここでは「全く仰るとほりです」としてみました。かくれてゐる條件は、例へば「これ以上同意しようとしても」でせうか。結局、相手の意見や感想を強く支持する、といふことになります。「君に同意する」と言ひたいなら I couldn’t agree with you more. です。(※このかたちは2018年6月4日掲載の「用例研究 131 <couldn’t be better>」でも扱ひました。下線部をクリックするか、畫面右の Back Numbers で該當の月・年をクリックし、Calendar で該當日をクリックしてご覽ください。)

3

・suite: 「(ホテルなどの)特別室」 ※發音注意 [swi:t]  ちなみに sweet(「甘い」)の發音も [swi:t]。[w]音に留意します。

 

[意味把握チェック]

1 「こいつは見たことないほどひどいホテル部屋だな(←こいつは、これまでに見たうちで最惡のホテル部屋だな)」

1 「たしかにさうですね」

2 「すごく狹苦しいし冴えんな」

2 「全く仰有る通りで」

3 「ワシはスヰート・ルーム(/特別室)に行くからな、ぢや(明日の)朝に會はう」

この記事についてブログを書く
« ・用例研究 155 <假定法-條... | TOP | ・用例研究 157 <假定法-條... »

Recent Entries | 用例研究