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日航に慰謝料支払い命令 元客室乗務員雇い止め訴訟

2011年11月01日 | Weblog
11月1日の朝日新聞によると、
『日本航空の元客室乗務員の女性(27)が契約を更新されなかったのは不当だとして、雇用契約上の地位確認や慰謝料を求めた訴訟で、東京地裁(古久保正人裁判官)は31日、当時の上司が女性に退職を勧めた言動の一部を違法と認め、上司と日航に20万円を支払うよう命じる判決を言い渡した。だが、客室乗務員としての地位確認は認めなかった。
 日航の客室乗務員は1年間の契約で雇用され、2回の更新をへて計3年働くと正社員として採用される。2008年に契約社員になった女性は、2年目の契約途中で更新しないと通告された。女性は訴訟で、「主観的で不合理な評価がされた」と主張していた。
 判決は「いつまでしがみつくつもりなのかな」「辞めていただくのが筋です」といった上司の発言について「社会通念上、相当な範囲を逸脱している」と指摘。女性に精神的苦痛を与えたとして、20万円の慰謝料支払いを命じた。
 一方で「複数の上司が原告は適性に欠けると判断しており、評価が不公正とはいえない」と述べ契約を更新しなかった判断は有効とした。日航は「判決内容を確認し、今後の対応を検討する」との談話を出した。』
 この紙面を見る限りでは、労働者側には不利だろうなという気がします。当然他に理由があると思いますが、世間ではもっと理不尽な雇止めが横行しているように思います。