最近の気になるニュース(人事労務編)

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3月からの健康保険料が発表になりました(協会けんぽ)。

2010年02月16日 | Weblog
2月12日、協会けんぽから
平成22年3月以降の保険料が発表になりました。
大幅なアップです。驚きました。

健康保険は都道府県ごとに保険料率が変わります。
東京ですと、
健康保険
8.18%→9.32%
介護保険(全国共通)
1.19%→1.5%

健保料介護保険料合わせると、
9.37%→10.82%
です。

30万円ですと、
健保料介護保険料合わせて
(旧)30万円×9.37%÷2=14,055円(従業員・事業主同額)
(新)30万円×10.82%÷2=16,230円(従業員・事業主同額)

2,175円×12か月=26,100円(年間)
賞与が出た場合は別途。

デフレ時代でこのアップは大きいです。

3月分の保険料は4月支給の給与から控除になります。

http://www.kyoukaikenpo.or.jp/8,0,131,586.html


日通元社員自殺、上司発言がうつの一因と認定 大阪地裁2010年2月15日21時8分

2010年02月16日 | Weblog
2月15日のアサヒコムのよると、
『日本通運(本社・東京)の男性元社員(当時56)が首つり自殺したのは上司から退職を迫られたのが原因として、妻ら遺族3人が同社に慰謝料など計約5千万円の賠償を求めた訴訟の判決が15日、大阪地裁であった。田中敦裁判長は、上司の発言が男性の精神状態を悪化させた一因と認定し、同社が安全配慮義務を怠ったとして慰謝料など約330万円の支払いを命じた。
 遺族側は、男性が生きていれば得られたはずの収入(逸失利益)2千万円余りも求めたが、判決は、上司の発言と自殺との直接の因果関係まではないとして退けた。
 判決によると、男性は2004年春に関西空港支店に配属され、貨物の仕分けなどを担当。持病のC型肝炎の治療で入院した後の同7月、通院しながら職場に復帰したいと上司に伝えた際、「自分から身を引いたらどうか」と退職を勧められた。そのころからうつ病を発症し、06年11月に自宅で自殺した。』
 会社としては、病気で完全に労務が提供できないので、退職を勧めたのでしょう。
 遺族としては不服な判決でしょうが、一方会社や総務担当者の立場を考えたら、酷な判決にような気もします。