昨日巡回後に2谷気になる場所へ罠を設置してきた。
今朝の巡回で最初の谷を見る、確実に居るのだがこいつは罠に近づかない、初猟にも2週間頑張ったが駄目だった奴です、今朝も近くへは来ているのだが見破られている様でダメでした。
少し走り次の集落の谷へ行く、ここは痕跡が有ったので3日で掛かると大言した場所です。
谷へは入り直ぐに銃袋を外して弾を込める、獲物を見ないうちに弾を込めるのは極々稀です。
最初の罠を見るもイノシシは居らず、30m上の杉の間で黒いのが斜面を登ろうとしている。
「よっしゃ、掛かっとるぞ」
まだ薄暗い山で杉の木を盾に近づき飛び掛かってくる奴の正面から撃つ。ガタっと座り込むがまだこちらを睨んでいる、横へ回り2発目はどうしようと思った時に軽く痙攣して横倒しになる、ヨシッとばかりにナイフでのど元を刺す、ドバーと血が噴き出した、これで良し。
大きい雄だが片牙が弾で飛んでいた、100kgを越えては重くて運べず。
観察札を足に付けて置き、口に石を挟んでその場へ置いて置く、残りの罠を見るために10km程西の集落まで走る。
其処は有難い?事にイノシシは掛かっておらず狸ばかりだった。
巡回を終わり、先の谷へ戻る。
鉈にナイフにロープ等を持って山を登る。
現場でイノシシを杉の木に預けて2分割する、先に頭が付いた方を150m程引っ張り道のはずれに置いて置き、残りの半分を同じように引っ張る。
車を乗り込んできて積み込み帰宅。
水をかけて少し冷やすがもう水に浸けるのは止めて昼から解体です。
それにしても3日で獲ると書き込んだ手前その晩に掛ったので快感です猟師冥利に尽きます。
ただ新品の罠のワイヤーが切れかけていましたこいつがメスだったら切られていたでしょう。