キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

赤と黒に出てきたワインⅢ

2008年01月28日 | Weblog
今日はこれから大分へ出張いたします。南国へ行くので喜んでおりましたが、生憎予報は雨、陽が出ないので気温が上がらず寒いとの予報、一足早い春を満喫というわけには行かないようです。

昨夜長くかかった「赤と黒」が読み終わりました。作中出てくるワインについて全容がわかりました。最初の愛人レナール夫人を銃で撃って捕らえられ牢に入ってからは、何か事あるたびにシャンペンを飲んでいたようです。精神に毒を盛られたとき・・・シャンパンが必要であると、シャンペンの効能を作者が説明しておりますし、「親御さんが見えた後には、何時も上等のシャンペンをお持ちする事にしています。一本6フランと少々お高いのですが」と看守がシャンペンを囚人に販売していたようです。また囚われの身になってから、上等のワイン2本が差し入れされています。社会的な地位があるものや金があれば、牢の中でも飲酒は比較的自由であったようで、シャンペンは気晴らしの妙薬としてプザンソンの監獄に常備されていたようです。

さて、少しづつ時間をかけて長篇を読み終わったあとには、その小説世界が頭に残っていて虚脱感があり、次の書物に進むのに少し時間が必要です。しかし二日間の大分への旅に読み物は不可欠です。さて機中何を読みましょうかね。
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