キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

小寒

2017年01月12日 | Weblog
朝からの好天、しかし晴夜の放射冷却のためか寒い。
小寒に入っていて、これから大寒を迎えるのだから当たり前の寒さなのだが、酷く寒さを感じるのは年齢のせいか。
冬至から15日目頃に寒の入りで小寒になり、次の節が大寒で、立春までが寒の内だからこの30日の寒さを如何にやり過ごすかになる。

だが、何もしなくても体の節々が痛むのも加齢が原因であろうし、酒量飯の量が減ってきたのも加齢が原因であろう、だが、それにしては体重が減らない。
今朝風呂に入る前に計ってみたら、チェンマイに行く前より1キロ以上増えている。
チェンマイでは、最初の1週間暴飲暴食をしたので、太ったろうなとは思っていたが、帰国後10日間経ったのに戻っていないのが良くない。

市場も徐々に正常に戻ってきたので、いい魚が手に入り、冬野菜も美味くなっているから、美味いものを食べてやせることが出来る環境がそろってきている。

昼に井桁鮨に今年初めて行きチラシを食べる。
鮪、鮃、環八、蛸、煮帆立、卵焼き、蒲鉾、海老、蟹、絹サヤ、山牛蒡、ガリ、蜆の味噌汁。

茅ヶ崎、平塚の客先を回り、平塚のさくら書店で、神崎宣武「聞き書き 遊郭成駒屋」ちくま文庫を買う。
これは1989年に講談社から出たものの文庫化で、名古屋の中村遊郭の成駒屋についてのフィールドワークである。
神崎宣武は、武蔵野美術大学で宮本常一について民俗学を修めた人で、角川文庫でいくつかの著作が文庫化されていたと思う。

前日に引き続き「渚亭」に行き、菜花のお浸し、ポテサラで信州の純米酒を燗で飲む。
鶏鍋には、ヴィーノ・ノヴィレ・ディ・モンテプルチアーノ2007を1本開けた。
この蔵のワインはあまり強くなくて味わいがあり好みなのだが、この1本は格別よかった。
ワインも時間がたつと個体差が大きくなるもので、いいのに出会うかどうかという運試しの楽しみもある。

早めに家に帰り、田中角栄と渥美清のテレビ番組を観たが、この二人好みである。
1972年角福戦争といわれた、敵陣福田の秘書佐藤が、田中をどう思うかと聞かれ、好きでしたねと答えたのが、田中の人となりをよく表していると思う。
田中角栄は金じゃないんだよね、人を惹きつける魅力なんだよな。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする