千葉みなとから

かつて此処は千葉グリーンタワーホテルと言われたが、今年１月からカンデオホテルとなった。露天風呂を新たな売り物にしているが、近頃オープンするホテルには大浴場がついているし、それが露天風呂であることが多い。

欧米のホテルの模倣が長く続いたが、旅館の要素を取り入れたホテルが出てきたことを喜ばしく思う。アパホテルの隆盛がこの現象の引き金になっているのだろうか、だとすれば女性の感覚がこの世界で有効に働いているのだが。

昨日は来日メーカーに会って話ができたことも良かったが、全国から取引先がみえていて、有効な商談がかなりできた。かつてはブースを持ってフーデックスに参加したが、会場内をうろついていた方が思いもよらぬ人に会い、考えもしなかった商談が出来るので刺激的だ。

マンネリ化したフーデックスを活性させるには、こちらの心構えが大切で、ホテル代だけで費用が余りかからない点も好ましい。もう五年間ほどこのやり方でやっているが、最大の成果は5年前にチェビコに出会ったことか、今では年間25,000ケースを販売するまでになった。今年は仕入れではなく販売のほうで成果が出るような予感がしている。

窓から千葉みなとを眺めていると、あまりにも暢気な様子で、この平和な状態が永遠に続きそうな気がする。船を買って汚染が軽減した東京湾で江戸前の魚を狙って暮らすのも楽しそうだと思う。