キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

大岡川の桜

2013年03月23日 | Weblog
横浜の染井吉野も個体によっては満開近くまで咲き進んでおり、オジサン達がその桜の下のベンチで弁当を使いながらカップ酒を飲んでいる。まことに良い風景だが、風景の当事者になった方が100倍くらい良い。

大岡川の川岸を散歩しながら花見をしようと思ったのだが、都橋公園の桜はかなり咲き進んでいるのに、大岡川の岸辺の桜は三分咲だ。川岸散歩は後日にして、久し振り"小川"のジイサンのところへ顔を出した。

暖簾が出てないので休みかとも思ったが、好い加減なジイサンなので暖簾を奥に仕舞って営業していることも多い。昨日もそれで、風があるから暖簾を仕舞ったとのことで、「桜を観てみなさい、桜餅をやろうと思ったのに間に合わない、急に咲いちゃって」と怒っていた。機嫌は悪くなくて、偶にはこれを食べなさいと漉し餡を小麦粉と玉子で作った皮で包んだ菓子を出してくれた。春の園遊会の土産に持たされる菓子らしい。いたって上品な味わいであった。どら焼を10個包んでもらった。

伊勢佐木町に出て有隣堂を覗き、今井亮平「神奈川酒紀行」を買い求める。昨年暮れに出ていたようだが、この日まで存在に気がつかなかった。酒を生業とするものとして恥ずかしい。
コメント
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