キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ワインを売らなきゃ

2013年03月11日 | Weblog
日曜の湘南は夏日ではないかと思うほどの陽気で、Tシャツ一枚で歩き回った。この日は強風で道路一面に梅の花弁が舞い、風裏では馥郁たる香が漂っていた。梅の名残を愛でる最後の日であった。白木蓮の開花が進み、ミモザ、馬酔木、水仙、沈丁花、椿が咲き乱れる中を歩くのは楽しい。この陽気が続けば来週くらいには染井吉野が開花するのではないだろうか。




午後には茅ヶ崎まで出かけ川上書店で磯田道史「無私の日本人」文藝春秋社を買った。この著者は9年前に「武士の家計簿」でヒットを飛ばしている。1970年岡山生まれの歴史家で、現在は静岡でやがて来るだろう大地震に備えて、過去の文献を渉猟しているとのこと。

茅ヶ崎BOでは小林信彦「映画が目にしみる」文藝春秋2006年を買った。土曜に引き続き小林信彦だが、この本も文庫で持っているはずだが、単行本の手触りがたまらなく良い。こういうおじさんには電子書籍は受け入れがたい、多分一生読まないだろうな。

ワインの売上が悪い。土日で西友、イトーヨーカ堂、イオンの売り場を見てきたが、益々ダイレクトインポートばかりで、インポーターの入る余地が無い。過去10年ほどこのルートで良い思いをした人たちには辛い風景だが、これが現実だ。インポーターが消費者への新たなルートを見出すには大いなる困難があるだろう、一度良い思いをした人は新たな時代に対応できないからだ。頼むべきは良い思いが出来なかった若い人たちだ。
コメント
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